「『原田知世のうたと音楽』~ デビュー40周年記念ベスト・アルバム」発売記念 パネル展めぐりと勝手に全曲解説! Disc1編

明日発売の原田知世さんの初のオールタイム・ベスト
「『原田知世のうたと音楽』~ デビュー40周年記念ベスト・アルバム」。
長年のファンとしては、イヤイヤこれが出なくても全部持ってます、
とどこかで思いつつも、
レコード会社の枠を越えて、
ついに、ついに、ついに、こんなベスト・アルバムが出てしまいますか!!!と
感無量なわけです・・・。
何度も申し上げますが、
知世さんデビュー40周年おめでとうございます。
いつも素敵な音楽を届けてくださり、
殺伐とした(?)自分の生活に彩をくださって、感謝してもしきれません。
さて、本日は予期せず、アルバム発売前日に上京が決まってましたので、
タイトなスケジュールですが、
パネル展が開催されるというタワレコを巡ってきました。
注 パネル展の写真を掲載しております。

まずはタワーレコード渋谷店。
オープンの11時に行きましたが、果たしてすでにパネルは飾られているのでしょうか・・・?
まずびっくりだったのが、開店前から人ごみが⁈
え、まさか、みなさん知世さんのパネル目当て?
な訳はないですね。
他のアーティストの方のイベントみたいでした。
さすが渋谷。

まだCDは入荷前みたいです^^;
パネルは11枚。
主に最近のアルバム発売時の写真と、先日のライブの写真ですね。

そして、次は新宿店。
同じパネルかなーと思いながらも行ってみますと・・・。

少し違うのもあるかな。
両店巡って良かったです。
そして、新宿店でCDを購入して、パネルの抽選券もGET!
当たらなさそうですが、当たっても、11月21日までに取りに来ないといけません。
それが・・・なんと・・・11月も上京の予定があり、
その辺りは大丈夫なのです^^;
さて、当たりますでしょうか?
ハズレたらご報告します。
当たったら黙っておきます^^;(嘘)
そして、何かと自分の言葉で書き上げたい性分を抑えられず、
今回はこの後、このベストアルバムの収録曲を1曲づつ、
自分の言葉で紹介してみたいと思います。
長くなるので、今回はDisc1で。
Disc1は1982年から2002年までの20年間(本当は21年かぁ)。
ポニーキャニオン(1,2)、東芝EMI(3,4)、CBSソニー(5-7)、フォーライフ(8-15)の
4社さまからの音源提供になってます。
(発売当時の会社名で・・・)
Disc1
1 悲しいくらいほんとの話
2 時をかける少女
3 ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ
4 愛情物語
5 天国にいちばん近い島
6 雨のプラネタリウム
7 彼と彼女のソネット
8 さよならを言いに
9 早春物語
10 100 LOVE-LETTERS
11 ロマンス
12 シンシア
13 恋をしよう
14 Tears of Joy
15 空と糸 -talking on air-
Disc1-1 悲しいくらいほんとの話 (1982)

1982.7.5発売のデビューシングル。(ポニーキャニオン)
映画主演デビューが「時をかける少女」で、
シングル「時をかける少女」は3作目です。
自分、今回のベスト盤で意外だった選曲の一つで、公式的なベスト盤で収録されるのは初めて。
(1988年の「シングルコレクション’82ー’88」等は公式的ではないという個人見解)
来生えつこさん、来生たかおさんの作詞作曲で、
来生たかおさんが昨年2021年に発表された「追憶」というアルバムでセルフカバーされてます。
それがすごくムーディーでいい感じなので、知世さんも今でも歌える曲だと思いますが、
これは多分今度の国際フォーラムでは聴けない・・・かな。
荻野目洋子さんが「未来航海-Sailing」を、
南野陽子さんが「恥ずかしすぎて」を、
斉藤由貴さんが「卒業」を最近のライブでも披露されているように、
歌ってくれると嬉しいのですが・・・・まあ、その役割は「時をかける少女」で十分とも^^;
ライブで歌われたのは、自分の知る限り、
1984年の「愛情物語プロローグコンサート」が最後です。
この曲は、テレビドラマ初主演の「セーラー服と機関銃」の主題歌。
CSで今年再放送があったようです(自分はCS見れませんので・・・)
Disc1-2 時をかける少女(1983,1983,1987,2007,2017)

1983.4.21発売の3作目のシングル。(ポニーキャニオン)
初主演映画、大林宣彦監督作品「時をかける少女」の主題歌。
シングルジャケットは別絵柄のものがあります。
写真は初回盤、ラベンダーの香り付き。
知世さんの最大のヒットシングルですが、オリコン最高位は2位。
松任谷由実さんの作品で、ご本人も1983年のアルバム「VOYAGER」でセルフカヴァーされているほか、
歌詞をほぼそのままに、メロディーを変えた「時のカンツォーネ」
(角川春樹監督の映画「時をかける少女」主題歌、知世さんもナレーションで参加)が
1997年のアルバム「スユアの波」に収録されています。
先日出演された「MUSIC FAIR」でも語られてましたが、
知世さん、90年代以降、しばらくはこの曲を歌われることがなく、
1997年に出演された「FUN」という音楽番組で、
「いい接点が見つからず、歌えない」とおっしゃっていて、
長年封印されたような曲でしたが、
2007年のアルバム「music & me」でセルフカバーが収録されて、
それ以降、ライブではよく歌われる曲になってます。
最近はこのアルバムのDisc2収録の2017年の
セルフカバーアルバム「音楽と私」のアレンジで歌われることが多いですね。
Disc1-3 ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ(1983,2017)

1983.7.25発売(になるのかな・・・) (東芝EMIに移籍)
このシングル、ミュージカル「あしながおじさん」の会場販売(後に全国の新星堂さんでも発売)という
少し変わった販売形態でした。
「時をかける少女」に続いて、松任谷由実さんの作品で、
ご本人も1ヶ月後にシングルとして発売されてます。
数年前、自分より10歳以上年下のユーミンファンの方とお話しして時に、
自分が原田知世さんのファンだと申し上げると、
「『ダンデライオン』って曲がすごくいい曲なので、是非聴いてみてください!」と
熱っぽくお薦めされて、
「いや、その曲は元々ユーミンが知世さんに・・・」と蘊蓄を垂れまくったのが、
自分の最近の思い出(どうでもいい話)。
ちょうど本日発売のユーミンのベストにも収録されてますね。
この曲、2014年の「noon moon」のツアーで伊藤ゴローさんがアレンジしたバージョンで
披露されて(その前のNHK「SONGS」でも披露されてました)、
2017年のカバーアルバム「音楽と私」にも収録されました。
カップリングの「守ってあげたい」(こちらは『ユーミンの曲の』カバーです)は、
最新アルバム「fruitful days」で再びカバーされましたね。
Disc1-4 愛情物語(1984,1987)

1984.4.25発売の5枚目のシングル(東芝EMI)
この曲も自分的には意外だった収録曲。
1987年の初の公式ベスト「From T」に収録(レコード会社が違うので、新録音バージョン)されて以来、
ライブでも、公式的ベストなどでもその存在が触れられてこなかったように思います。
ライブで歌われたのは1986年の「マスカットリップスツアー」が最後。
(商品化されたビデオには収録されてません)
映画主演第二作目、角川春樹監督の映画サウンドトラック主題歌でした。
発売当時、まだ小学生だった自分は、「愛に帰りたい」というサビの歌詞を、
歌詞カードの文字を見たままにしか理解しておらず、
オトナな歌詞で子供にはわからないなぁ、と思いながら聴いてましたが、
数十年後、ふと、「あ、そうか、素直に『逢いに帰りたい』とも聴けるのか!」
「というか、『愛情物語』だから、わざと『愛』に変換してる!?」と
一人で納得してしまいました。
映画主題歌の他にも、「Ki la la」というジュースのCMソングとしても思い出深いです。
この曲、もし国際フォーラムのライブで聴けたらきっと涙出ます^^;(いや、多分歌われない)
つい最近、なぜかソニー時代の音源の中で、この曲だけAmazonMusicUnlimitedで配信されているのに気づきました。(「DREAM PRICE1000」収録の、1987年アルバム「From T」バージョン)
Disc1-5 天国にいちばん近い島(1984,2017)

1984.10.10発売 6枚目のシングル(CBSソニーに移籍)

知世さん(現在のところ)唯一のオリコン1位獲得曲(1984.10.22付け)。
大林宣彦監督作品の映画オリジナルサウンドトラック主題歌。
ニューカレドニアを舞台にしたこの映画は、その海の綺麗さをきっかけに、
多くの日本人の方がニューカレドニアを訪問し、
リゾートホテルができるなど島の経済が発展して現地の方はとても感謝していると
2014年のテレビ番組「世界行ってみたらホントはこんなトコだった」で紹介され、
その番組の中でこの映画のラストシーン、「見つけました・・・」の
撮影場所と映画のシーンが流れてました。
自分はリアルタイムでこの映画を見たときに、
海が綺麗だという印象しか正直なかったのですが、
(同時上映の「Wの悲劇」の印象が強烈だったのもあったのかも)
数年前、ブルーレイが出た時に改めて見直してみると、
「え、こんなに素敵な、大林監督らしい、登場人物それぞれの「愛」の映画だったんだ!」
「なるほど、『私が見つけた 愛と夢』のキャッチフレーズ通りの映画だったのか!」
と痛く感動してしまったのでした。
主題歌は、1991年のコンサートツアー「彩」以降、
しばらくライブでは披露されてませんでしたが、
2007年の「music & me」のツアーで久々に歌われて、
その10年後、2017年のセルフカバーアルバム「音楽と私」にも収録されて、
その年の35周年ライブ最終日、bunkamura オーチャードホール公演では、
アルバムにはない、ストリングスが入った素敵なヴァージョンで披露していただき、魅了されました。
(このライブは商品化されてます)
先日発表になった、
初の公式トリビュートアルバム「ToMoYo ~原田知世オフィシャル・カバー・アルバム」で、
東京国際フォーラムでも出演がアナウンスされている土岐麻子さんがカバーされるそうで、
しかもリードシングルとして先行配信されるということは、
ライブでも知世さんと土岐麻子さんのデュエットが聴けたりするのかと
密かに楽しみですね。
余談ですが(いやこれに限らず全部余談か^^;)
この曲は康珍化さん作詞、林哲司さん作曲。
実は、今年の8月にビルボードライブで
「林哲司SONG FILE with Special Guest 菊池桃子 -City Pop in Summer」という
催し物があり、チケットを手にして、菊池桃子さんがこの曲を歌ってくれるレアな場面を見れるかと
密かに楽しみにしていたのですが(実際、ライブの紹介欄にこの曲の記載があったりで・・・)、
残念ながら中止になってしまったのがこの曲の最近の自分のNews(?)です。
林哲司さん、知世さんのシングルは、他にも
「愛情物語」「どうしてますか」となんと3作も作曲していただいてます。
Disc1-6 雨のプラネタリウム(1986,1986,2017)


1986.6.21発売 9枚目のシングル(CBSソニー)
写真左側は1989年にCDシングル化されたもの。
トヨタNEWカローラⅡイメージソングとして「あ、流星!」というフレーズとともに、
CMが流れてましたね。
音源としては、シングルバージョン(アルバム「NEXT DOOR」)、
アルバム「Soshite」収録の12インチヴァージョン、
2017年伊藤ゴローさんアレンジの3種類があります。
・・・この他にも、ラジオで披露されたリミックスバージョンなんかもありますが・・・。
1986年は初の全国ツアー「マスカットリップス」など、
映画ではなく音楽活動中心に活動された1年で、
その中でも、このシングルはザ・ベストテンのスポットライト出演をきっかけに、
有線放送などで多くの支持を集めて注目されました。
後藤次利さんのプロデュースでロック調のこの曲は、自分も思い出深い曲ですが、
ライブでは1990年の屋外イベントを最後に長らく歌われてません。
2017年のセルフカバーアルバム「音楽と私」の
初回限定盤ボーナストラックで、
伊藤ゴローさんのアレンジのこの曲が収録されたのは、
唖然とするくらいの衝撃と感激(実際楽曲を拝聴してさらに・・・)でしたが、
その後、ライブがあるたびに密かにこの曲をひょっこりやってもらえないかと
いつも期待しているのですが・・・多分ないですね^^;
Disc1-7 彼と彼女のソネット(1987,1994)

1987.7.1発売 12枚目のシングル。(CBSソニー)
フランスのエルザさんの曲「T'en va Pas」のカバーで、
「この曲の日本語詞をかけるのは大貫さんしかいない!」と
知世さんサイドから大貫さんに日本語詞を依頼された経緯は、両者がよくお話されてます。
大貫さんも、同年のアルバム「スライス オブ ライフ」でカバーされて、
大貫さんのライブではかなりの頻度で歌われている様子。
2008年3月の「music & me」の東京最終公演では、大貫妙子さんと知世さんで
この曲を歌われてましたが、それが知世さんが歌われた(今のところ)最後になってます。
(ソロでは、2002年の「Best Harvest vol.1」が最後かな)
この曲、1987年のアルバム「Schmatz」にLondon-Remixヴァージョンが収録されていたり、
同年に発売された初の公式(?)ベスト「From T」、
1988年以降に発売された「シングルコレクション'82-'88」、
「ゴールデンJ ポップ ザベスト」「2000BEST」などにも収録されてますが、
どれも廃盤、サブスクにも80年代の曲は、先ほど触れた「愛情物語」以外は今のところ解禁されていないので、
1曲目の「悲しいくらいほんとの話」と併せて、
今回、久々に音源の入手ができるようになるんですよね。
(その他の代表曲は、「DREAM PRICE 1000」「時をかける少女サントラ」等で入手可能)
そして、もしかしてこのアルバム発売をきっかけに、
サブスクに80年代の曲も(一部?)解禁されるのでしょうか???
自分は、この曲が80年代の知世さんの曲で一番好きな曲かも。
90年代のライブではしばしば歌っていただいてましたが、
2017年の大貫さんのライブへのゲスト出演時も、
知世さんの登場直前に大貫さんがソロで歌われて知世さんは出てこられずだったりで・・・。
今度の国際フォーラムも大貫さんとのコラボは、
最近のカバーアルバム「恋愛小説」シリーズから、
「ベジタブル」「新しいシャツ」と「夏に恋する女たち」あたりかなーと。
(どれもすごーく聴きたい曲ですが、やはり「地下鉄のザジ」になるかなぁ・・・)
長年夢見ている「紅茶派」(1985年アルバム「パヴァーヌ」)なんてやっていただいたら、
放心状態になりそうですが・・・(これは絶対にないか)
Disc1-8 さよならを言いに(1992)


1992.8.21発売のアルバム「GARDEN」収録曲。(フォーライフ)
鈴木慶一さんプロデュースの第一弾アルバムで、
知世さんの現在に続く音楽活動の新たなファーストステップになったアルバム。
公式サイトのディスコグラフィーもこのアルバムから始まります^^;
アルバムのリード曲として、
たまたま所持している写真のプロモCDSにも収録されてますし、
テレビでも「スーパージョッキー」などでこの曲を歌唱されていました。
鈴木慶一さんプロデュース時代が大好きな自分には、
久々にあの頃の曲にスポットが当てられて嬉しい限り。
ライブで歌われたのは1996年の「クローバー」の時が確か最後なので、
今回国際フォーラムで久々に聴けるかなー。
でも、「ノア」でも「都会の行き先」でも、
慶一さん時代の曲を「空と糸」以外にも
一曲くらい聴けるのではないかと楽しみにしてます。
Disc1-9 早春物語(1985,1985,1992)

1985.7.17発売 7枚目のシングル。(シングルはCBSソニー)
・・・ですが、今回は1992年発売のアルバム「GARDEN」のストリングスバージョンが選曲されたよう。
(だと曲順から推測してますが、まだアルバム発売前にこれを書いているので、
間違っていたらこっそり修正します)
この他にも、1985年のアルバム「パヴァーヌ」にre-arrangeのバージョンがあります。
また、知世さんの(現在のところ)唯一の紅白歌合戦出場時(1985年)に歌われたのがこの曲です。
そして、2002年の20周年記念ベストアルバム「Best Harvest」にも
この「GARDEN」バージョンの「早春物語」が収録されていました。
元々は澤井信一郎監督作品の映画オリジナルサウンドトラック主題歌。
映画は、昔から賛否両論(知世さんはかなり・・・なよう)ですが、
自分はこの映画の知世さんの演技がすごくいいと思います。
第25回ヨコハマ映画祭(1985年)で主演女優賞もいただきましたね。
「時をかける少女」が歌われることがなかった90年代のライブで、
この曲はしばしば歌われてましたが、それでも、
2000年の「LIVE Summer Breeze」でGONTITIさんとコラボされた時以来、
もう20年以上ライブでは披露されていない曲。
でも、今回の国際フォーラムでもこれはさすがに・・・でもまさか!?
1997年に出演された音楽番組「FUN」でも、この曲の「GARDEN」バージョンが披露されています。
Disc1-10 100 LOVE-LETTERS(1996)

1996.4.19発売の初のマキシシングル(フォーライフ)
翌年シングル「ロマンス」アルバム「I could be free」で大ブレイクとなる
スウェディッシュポップのはじまりの曲、ですが、
作詞は鈴木慶一さん、作曲はHitoshi Haba(すいません漢字が・・・)さん。
(アレンジはトーレヨハンソンさん)
自分の中では90年代のライブで必ずと言っていいほど演奏された曲で、
しかも、この次は「ロマンス」が続くようになんとなく頭にインプットされているので、
このアルバムはその通りの曲順が嬉しい!
あ、でもこの曲も1999年の「LIVE a day of my life」以来披露されていないのか・・・。
久々にハンドクラップしてみたい気も・・・。
Disc1-11 ロマンス(1997,1999,2017)

1997.1.22発売 20枚目のシングル (フォーライフ)。
シングルはプラケースに入った豪華仕様でした(初回だけ?)。
最初、この曲は元々ボサノバ調だったようですが、
レコーディングの合間に、作曲者のウルフトレッソンさん(いや、ドラム担当の方だったか?)が
ドラムを軽快に叩き始めて、それがいい感じだ!と、
このアップテンポなバージョンになったとのこと。
ボサノバ調のものは、のちに1999年のアルバム「a day of my life」に収録されました。
作曲者のウルフトレッソンさんもセルフカヴァーされてますね。
前年のアルバム「クローバー」の時には、
鈴木慶一さんとスウェーデンに行かれたようですが、
このシングルとアルバムのレコーディングには、
知世さんだけで参加されたようで、
コーラスなど、トーレさんの指示通りにやってみたものの、
果たしてどんな完成形なのか見えてこなくて不安だったけれども、
帰国後に完成した楽曲が届いて聴いてみたら素晴らしいものだった、
とこの頃のインタビューで確かおっしゃってました。
ラジオ(特に北海道)から火がついて、
シングルではフォーライフ移籍後初の50位以内、
そして、2.21に発売されたこの曲を収録したアルバム「I could be free」は
オリコン週間初登場10位と大ヒット。
80年代の知世さんを知らない世代の方たちが、
たくさん新しいファンとなってくださったのが、
きっと知世さんにも、昔からのファンの自分達にも忘れられない思い出になった曲です。
今でもよくライブで披露してくださるのが嬉しい。
Disc1-12 シンシア(1997,2007,2022)

1997.7,24発売 21枚目のシングル。(フォーライフ)
1982年の「ねらわれた学園」以来、15年ぶりに民放ドラマ主演となった
「デッサン」の主題歌としてシングル発売されました。
ドラマの第一回放送で、この曲が流れた時に、
メロディラインの綺麗さと、切ない歌詞に、
「なんていい曲!!!!」と興奮したのを今でも印象深く覚えてます。
関西圏では、J-PHONEのCMソングとしても
当時大量にオンエアーされていて、
サビの部分を聞くと「知ってる!」という方も多いかも。
2007年の「music & me」では、伊藤ゴローさんのアレンジのものが収録され、
最新の2022年のアルバム「fruitful days」では、
再度元のアレンジに近い形(でも、よく聴くとピアノの音が美しかったり、いい感じ)で収録されました。
2022年6月の「fruitful days」の大阪公演ではこの曲も披露されていて嬉しかったのですが、
名古屋・東京公演ではなぜかこの曲はカットされてしまった(時間の関係?)ので、
国際フォーラムではまた聴きたいなぁ(でも他にもたくさん・・・)と思っているところです。
Disc1-13 恋をしよう(1998)

1998.4.22発売 22枚目のシングル(フォーライフ)
プロモーションビデオでステージで歌う知世さんが、
衣装ともどもすごく光っていて、楽しそうなこの曲。
・・・え、今回の初回限定盤のPV集に入ってない!^^;
先日2022年6月の「fruitful days」のライブで、
24年ぶりに披露されて驚いた曲です。
一気に24年前の1998年の思い出深い、
楽しかったライブ「BLUE ORANGE TOUR」に戻れたような
不思議な感覚がありました。
Disc1-14 Tears of Joy(1990,2000)

1990.5.21発売のフォーライフレコード移籍第一弾アルバム「Tears of Joy」収録のアルバム曲。
1990-91年に発売された3枚のアルバムからセレクトされるのは、
アルバム的にも、ライブ的にもかなり久しぶり。
これもたまたま所持しているプロモCDSでトップに選曲されていて、
リード曲扱いだったんですね。
でも、この時点ではシングルカットはされてませんでした。

・・・ですが、今回のベストアルバムに収録されるのは、
2000年にリリースされた、GONTITIさんプロデュースのシングルバージョンですね。
このシングルの前に開催された「LIVE Summer Breeze」で久々にこの曲が披露されて、
その流れでシングル化されました。
この曲は、2002年前後で、いろいろなイベントに知世さんがご出演された際に、
よく演奏されていました。
個人的には、2002年2月に帝国ホテル大阪のチャペルでライブをされた際に、
オープニングでこの曲のパイプオルガン演奏をしていただいたのも思い出深いです。
Disc1-15 空と糸 -talking on air-(2002,2017)

2002.4.24発売 26枚目のシングル。(フォーライフ)
関東エリアでは、DoCoMo ケータイ家族物語のCMソングとして有名だそうです。
トーレヨハンソンさん、セルフプロデュース、GONTITIさんと続いて、
久々に鈴木慶一さんのプロデュースの作品。
2017年のセルフカヴァーアルバム「音楽と私」では、
アコーディオンのトリコロールさんとのコラボが実現し、
bunkamuraオーチャードホール公演では、
生演奏での共演が実現しました。
今回のベストアルバムのDisc2は
伊藤ゴローさんプロデュース時代になりますが、
この曲をゴローさんが気に入られたのもそのきっかけになったということ。
慶一さんが参加される国際フォーラムでこの曲が聴けると嬉しい・・・。
けれども、1998年のムーンライダースのアルバム「月面讃歌」収録の
知世さんが詞を提供された曲「幸せの場所」なんかを
やってくれるともっとサプライズ(なんて絶対にないか・・・)などと
妄想してしまいます。
まあ、「空と糸」と最新アルバムの「アップデートされた走馬灯」の2曲が
最有力候補でしょうけどね・・・。
以上がDisc1の15曲ですね。
「え、あの曲がない!」など、色々思うところもありますが、
1982年から2002年までの膨大な曲の中から、
15曲を選ぶとなると、各年代からバランス良く、
なかなか考え抜かれた選曲のようにも感じられます。
Disc1はさまざまな試行錯誤を経てきた足跡、というか、
自分の好きな1992年アルバム「GARDEN」の「ノア」という曲の歌詞、
「さすらう喜びにたどり着けた」時代の曲たち、という印象です。
Disc2の時代にも、もちろんそのさすらいは続いていくのですが・・・。
・・・ここまで読んでくださった方・・・
長文にもかかわらず、ありがとうございます。
すいません、好き勝手な文章で・・・。
少しでも楽しんで懐かしんでくださっていれば幸いです。
で、これに懲りず、Disc2編も近々Upしますので、
気になられましたら読んでやってください^^;
なお、文中に色々情報を散りばめてみました。
一応、再度確認したつもりですが、
間違っている情報などお気づきでしたら、
「こそっ」と教えてくだされば幸いです。
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