hiro@krathoorm

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TM NETWORKさんの東京国際フォーラム ホールA公演に参加してきました。
なんと開催5日前の先週木曜日の夜、定価で譲ってくださる方にめぐり合い、
ちょうど関空羽田のANA便の「今週のトクたびマイル」片道3000マイル設定もあったことから、
急遽の参加を決めまして、今回なんと1988年のアリーナツアーの大阪城ホール公演以来、
34年ぶりの参加です。
多分こんなにインターバルの開いた参加は今後ない・・・かも。

(参考記事)
TM NETWORK 「KDD001-NETWORK LIVE '88 ”KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX"」 1988.03.31 at 大阪城ホール ー思い出のライブ アーカイブス
(7月29日の記事)




グッズ先行販売が15時からと聞いていたので、
14時過ぎにどんなもんか(涼しいところで並べるようだったら並ぼうかと・・・)
行ってみると・・・涼しいところですが、かなり密状態で、
結構みなさまお喋りされてます。
しかも、ここだけではなく、最後尾はこの外の日陰。
とりあえず5分くらい並んでみたものの、
あまりに暑いのと、500人は軽く並んでそう、この調子だと
ライブ前に体力を使い果たしてしまいそう、と行列を離脱してホテルで涼んでました。
勇気ある撤退???



ちなみに、開演30分前の18:30には、グッズ列はほとんど誰も並ばれておらず、
パンフとアクリルスタンド(でしたっけ?)だけ残ってました。
自分、とりあえず記念にパンフだけ購入。
ペンライトやTシャツくらい残っていて欲しかったですが・・・仕方ないですね。


※メモをもとにしてますので、完全ではありません。
 間違いなどありましたらすいません。

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この先、開催中のライブに関する記述があります。
知りたくない方はご注意ください
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会場に入ると、舞台には青くライティングされていて、
左側に小室さんのキーボードエリア、
右側に木根さんのエリアと宇都宮さんの休憩スペース(?)のようなエリアが見えてます。
シンプルな構成がこれまたオシャレ。
自分が見た1988年みたいにサポートメンバーは入らないんですね。
ちなみに、会場内は開演前・終演後とも写真撮影禁止でした。

18:55 アナウンス(コロナ対策等)
   3人が登場するまで、ペンライトはつけないように、とも。
   映像の部分なのでそうですよね・・・。
19:00 客席消灯

M1「Please Heal The World」
この曲、事前にチラッとTM NETWORKのオフィシャルサイトで見てましたが、
今回のライブのオープニング曲としてLINE NFTってので限定販売されたのですね。
その収益をユニセフに寄付されたということです。
ドラムが続け様に鳴り響くような始まりから、
映像とともに流れる音楽は、自分のよく聞いていた80年代~90年代のテイストでありながら、
ちゃんと2022年の音楽としても成り立っている、素晴らしいなぁと感じてました。
日本列島(北海道や東北あたり)に灯りが灯る様子を宇宙から見たようなものなどとともに、
(ここでも地球を見たような映像もあったかも)
PLEASE HEAL THE WORLD NOW」の赤い文字が
何度もスクリーンに映し出されたのが印象的。
(ちなみに、自分がレポート作成するときに、アーティストがその場で演奏していない曲は、
 M0とノーカウントに通常しておりますが、これは一つの作品だと感じましたので、
 M1にカウントしました)
確か、この時点で「TM NETWORK」と書かれた筒(バトン?)のようなものが
くるくる回って出てきていたのですが、
後でこの曲のWikiを見ましたら、なんと先の配信ライブ「How Do You Crash It!?」から続く物語なのですね。
あ、いや、1987年から続いていると解説されてます。
ううむ、誰か僕に解説してください^^;
・・・と思ったら、後で読んだパンフの中にお話が少しありました。
そっか、1988年のライブの気球にも関連しているのですね。なるほど。


そして、3人が登場されて、

M2「あの夏を忘れない」
1991年のTMN名義の2枚目のアルバム「Expo」の曲でした。
作詞が脚本家の坂本裕二さんなんですね。
切ない夏の恋の曲、なんでしょうが、自分はM1からの流れで、
「守りたいものは一つ」なんて歌詞に、
なんとなく先の大戦のことをイメージした曲なのかな?
なんて深読みしてしまいながら、でも名曲だなーと聴いてました。
間奏の部分で宇都宮さんが手拍子を求められて、会場一斉に手拍子。
バックには幾何学的な模様が(具体的にはメモし忘れ^^;)

M3「Be Together」
2曲目からの流れで、有名曲の登場に、会場かなりの盛り上がり。
ですが、これ、原曲とは随分アレンジが違っていて、面白いなぁ。
赤いライティングから始まって、サビの部分では真っ白なライト。

次は、木根さんがギターをアコギに持ち替えて、ギターのストロークから始まった曲。
ん、この曲はあれでは、とわかってきたところで
M4「8月の長い夜」
この曲は、なんと2ndアルバム「CHILDHOOD'S END」の曲なんですよね。
自分は、初めて買った彼らのベストCD「Gift For Fanks」収録でかなり聴いた曲です。
バックが青いライティングと夏の映像。
宇都宮さんの歌声も昔とあまり変わらないなぁ。この曲では甘い歌声。すごい。
最後は木根さんのアコギソロで終了でした。

M5「We Are Starting Over」
これ、自分知らない曲で、歌い出しや「男の子みたいに」の歌詞をもとに探しました。
2000年発表のシングル曲だったのですね。
10代とかを想像させる甘いラブソング。
それを還暦こえて素敵に歌い演奏するTMってやっぱりすごい。と思ってしまいました。
木根さんのアコギをメインに、小室さんのシンセをうまく乗せたような演奏もいい感じでした。
確か曲終わりに宇都宮さんが木根さんを紹介して、大拍手が起こりました。



そのまま、木根さんがアコギでリズムを取り始めて、会場もあわせて拍手。
M6「KINE solo」
(How do you crash it?のビデオと同じように勝手に「KINE solo」とタイトリングしました。
 あとの「TK solo」も同じ)
後ろのスクリーンに木根さんの足元の赤い機械が映し出されて、
木根さん、足でそれを操作されてます。
しばらくして・・・あ、これもしかしたら前にテレビ「関ジャム」で紹介されていた、
その場でリズムなどを録音して、音を重ねて即興で曲を演奏したりするやつなのでは?と。
いやいや、木根さん、そんなことまで。凄すぎます。
で、曲はなんだろうと思っていたら、なんだか聞き覚えのあるフレーズが出てきます。
あ、これは、僕の好きな夏の名曲「GIRLFRIEND」ではないですか!!!!
(1988年のシングル「SEVEN DAYS WAR」のカップリング。)
ハーモニカでサビのメロディーが入ったかと思えば、ハミングから木根さんの歌まで!!!
いやいや、めっちゃいいもの見れて感動しました。

木根さんのソロ部分では、小室さんと宇都宮さんが一時舞台から離れられていたように見えましたが、
また、戻って来られて次の曲はイントロからシングルそのままですぐにわかりました。
M7「BEYOND THE TIME~メビウスの宇宙を越えて」
でも、ドラム音がなんだか今風に変えられていたり、細かい部分はアップデートされているのがさすが。
もう懐かしくて涙出そう。前回自分が参加した1988年のライブの時の最新曲。
34年の時を越えてまたこの曲に出会えました。
でも、今回選曲されたのは、最初の「Please Heal The World Now」とつながる、
「You can change your destiny」「You can Change your Future」
「We can share the hapinesss」「許しあえるその日を」
あたりの歌詞かなーなどと考えて、かなり感動してしまいました。
ラストに画面にメビウスの輪(?)のような輪っかが山のような三角形を巡っているようなグラフィックで終了。

で、次の曲はなんだろう、と思わせるようなイントロから、突然、あ、これも懐かしい!
M8「KISS YOU」
コーラスなどは昔と同じなのですが、ドラムを強めに出したアレンジでロック色が強いように感じました。
これも1988年のライブでも聴きました。懐かしい!
それに、この曲、ライブではめっちゃ映えますね。
宇都宮さん、スタンドを斜めにして、自分は中腰ですごいかっこいい決めポーズ。
本当に還暦越えられているんでしょうか???
最後に「I KISS YOU」とこれまた甘いセリフで終了。

そしてまた、木根さんのアコギで取られたリズムから始まった曲、
そこに小室さんのシンセが乗ってきて、
一瞬自分は「Come back to Asia」かな?と思ってしまいましたが、
あれ、一旦終わってしまいました。拍手。(これは一曲カウントじゃないのかな?)
で、始まった曲がM9「IIT'S GONNA BE ALRIGHT」
これも自分知らない曲で後で歌詞をもとに調べましたが、
ヴェルディ川崎のサポートソングだったのですね。
1999年の「Get Wild Decade Run」のカップリングだったようです。

そして次もすいません、勉強不足だった曲M10「How Crash」
そっか、配信限定ライブの新曲だったのですね・・・。
YouTubeで配信されている曲だけ見たようではダメですね^^;
この曲、歌詞が早口の部分が多く、それを歌いこなす宇都宮さんが魅力的。
白いライティングでスモークが上から下へ、横からも出ていたかな。
最後に多分小室さんを紹介されて拍手が起こってました。
(自分よく聞こえなかった・・・)



そして、今度は小室さんにライティングが当たって、
M11「TK solo」(前述の通り勝手に名付けました。)。
虹の7色のような複数のクルクル回るライトに照らされた小室さん。
途中のピアノの演奏が、globeの曲のメロディラインような部分があったりして面白いですね。
そして最後の方で、「Welcome to the Fanks」「Give you a beat」のサンプリング音が確か数回。
そのままの流れで、聞こえてきたのはあの曲のイントロの音ですよ!
みなさん、2和音×2回だけでわかってしまうくらい・・・大きな拍手が起こります!
M12「Get Wild」
きましたー!やはり彼らの曲といえばこれですよね。
でも、アレンジは(多分・・・自分全部は追えてません)これまでとはまた違った感じで、
2022ヴァージョンだったのでしょう。もう素晴らしい。
1987年の発表から35年経ってもまだなお進化していく曲ですね。
そして、なんだかバンコクのクラブで聞いているような錯覚を受けるようなクラブ系のミックス。
サビの部分では、みなさん拳やペンライトなどゆらしまくりです!
このヴァージョン自分めっちゃ好きかも。また聴きたい!
(あれ、YouTubeの最新のGet Wildとあまり変わらないのかな??)

そして確かそのままの流れで、青と水色のライトが織りなすステージングから、
何が出てくるのかなーと演奏が続いて、
宇都宮さんの「Wow wow wow wow wo-」というハミングから、
M13「We Love the Earth」
いやいや、最初の映像のメッセージソング的な流れに戻ってきたように感じました。
この今日久々に聴きましたが、いい曲ですね。ちょっと感動。
まだまだクラブテイストも残ってていい感じ。
そして、エコーのかかったSE音から飛び出してきたのは、
「縛られたアダムとイブ」という宇都宮さんの歌詞のサンプリング。
えええ、もしかしてあれ???と思いながら、
延々とクラブテイストな演奏に焦らされます(笑)
そして、聞き覚えのあるイントロが!
M14「Self Control」
後ろのスクリーンは四角い枠が黄色(?)く光り、
その枠内を赤とピンクの流線形が流れているような感じだったかな。
会場、もうかなり盛り上がり。自分もこの曲まで聴けると思ってなかったので、
歳と我と周囲の目を忘れて踊りまくってました。
これもクラブ系ミックステイスト。いいなぁ。
そして、確かまたその流れで、M15「I am」
自分、これは歌っていただけそうで、予習してました。
後ろのスクリーンは最初赤い枠の中に、
昔発売されたベスト「TIME CAPSURE」の色合いの四角形(?)が動いているような映像から、
立方体を描いているような黄色い線が下から上に登っていくような映像に。
そして、歌が始まると、宇都宮さん、ステージの左側にマイクスタンドごと移動されて熱唱。
スクリーンに昔の3人のコンサートの舞台裏や、ライブ映像などが流れてます。
そして、右側のステージにも。
この曲、2012年の曲なのに、歌詞がまるで今の世界情勢を予言していたようなもので、
「大国のトップが」とか「お願い忘れないで」とか、もう自分グサグサ来てました。
すごいメッセージソング!
そして、曲の終わりに、無音状態で青いライティングの中、しばらく静止した3人の姿が印象的。
何を表していたのかは、それぞれ見た観客自身が感じることなのでしょう。
自分は、次の曲に願いを託してみたいと思いました。

M16「Fool On The Planet(青く揺れる惑星に立って)」
この曲も原曲に近いアレンジでした。
1987年の彼らの傑作アルバム(個人の意見です)「Self Control」の曲でした。
「この地上にあふれるすべては・・・」のくだりの歌詞、
自分こんなに素敵な歌詞があるのを、これまで何百回と聴いたはずなのに、
今回初めて味わうことができました。
バックの画像は、最初網目のようなグラフィックだった円形が、青く回る地球に変わっていくもの。

そして、SE音が流れたかと思えば、なんとお別れのお時間でした。
うーーん名残惜しい。
精一杯の拍手をして、舞台中央部に出現した退場ゲートのスモークの中に消えていかれた3人でした。
最後に花火(?)のような仕掛けが。

エンドロールには、小室さんの肩書きに「Based on a story」というのもあり、
小室さんのメッセージがふんだんに散りばめられていたんでしょうね。
そして、「FANKS×TM NETWORK」の文字が、今回のツアーの模様(最初の写真)に変わるような映像も。
なるほど・・・。
そして、Day3 (明日の国際ホール)の文字で確か終了でした。
20:50 終了後、規制退場。




34年ぶりのTM NETWORK。
当時感じた新しさを、今でも新しいと思えるようなアップデートが続けられているのにまず感激。
そして、MCなどを排除して、受け手側の観客に解釈を委ね、
想像させるような映像やセットリスト、ストーリー性がまたいいですね。
自分が参加できるのは今回は1回だけですが、ライブビデオが出るようだったら、
是非ゆっくりと何度も見てみたい、そしてもっと深くそのストーリーに触れたい、
そんなライブだったように思います。
そして、このレポートを書き終わった後に、パンフを見て、
うう、配信ライブを映像化された「How do you crash it」も欲しくなってしまいます。
次に発売されるライブヒストリービデオも予約しよう!
そして、またTM NETWORKのライブに参加したいと強く思わせてもらいました。
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