TM NETWORK 「KDD001-NETWORK LIVE '88 ”KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX"」 1988.03.31 at 大阪城ホール ー思い出のライブ アーカイブス

今日からTM NETWORK TOUR 2022”FANKS intelligence Days”を開催の
TM NETWORKさん。
自分、つい最近まで全くノーマークで、気づいた時にはすでにチケットは完売状態でした。
いまだに平日の東京国際フォーラムホールA2days、大阪オリックス劇場2daysも完売とは
素晴らしい人気ですね・・・。
追加公演の横浜ぴあアリーナMMも気になるところですが、土日なのでさすがに自分は無理か。
と言うことで、悔しさまぎれに1988年の思い出のライブのレポでも。
(最初の写真は、押入れの奥底から最近発掘したその時のパンフ。
アリーナツアーと言うことで、各会場の詳細なデータが載っていて、面白いです)
自分が初めて大阪城ホールのライブに参加したのはこの時でした。
シティハンターの主題歌「Get Wild」、
ガンダムの主題歌「BEYOND THE TIME~メビウスの宇宙を越えて」の大ヒットで、
人気絶頂の頃のライブ。
チケットセゾンの電話予約で幸運にもすぐにつながって、
(多分まだ電話予約ができることを知らない方が多かった)
実家の駅前の西友のチケットセゾンカウンターに引き換えにいったら、
すごい人だかりで、皆さんTM NETWORK目当てに朝早くから並ばれていたようで、
しかもほとんどの方が取れなかったようで、
多数の羨望の眼差しをヒシヒシと背中に感じてチケットを発券したのを
覚えてます。
・・・ただし、その時取れたのは、大阪城ホールのスタンド席の
ステージから一番遠いブロックの後ろから3列目くらい。
当時はまだ大きなスクリーンなどもなく、
まるでアリのダンスを遠目に見ているような感覚のライブでした。
ライブの記憶は断片的だったのですが、
今回、前からずーっと気になっていたこの時のライブの一部を収録した、
ライブビデオ、「FANKS the LIVE 2 KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX」を
何十年越しかに購入して、思い出しながらレポしてみたいと思います。
(参考記事)
No.10 DRESS/TM NETWORK -1989年のMy Best Album10
(2020年7月22日の記事)
Don't cry my friend ~夏の思い出の一曲
(2011年6月28日の記事)

ライブは、最初、ムービからスタート。
確か、ビデオに収録されている内容そのままに、
会場でもムービーが流れていたと思いますが、
当時会場ではそれほど大きくないスクリーンでの上映だったので、
自分の席からはほとんどわからない状態でした。
ビデオで改めてしっかりと拝見すると、
懐かしい、東京都庁の建物ができる前の新宿を空撮した風景
(ハイアットやヒルトンのビルがすでにあるのが素晴らしい・・・)
から、どこかのビルの屋上にTMの3人が立っておられて、
そこに、フランス語(?)の時報がなぜか流れる、
おそらく当時はかなり斬新な映像。
そこから気球が飛んでいって・・・ライブ開始です。
M1「Be Together」
そうです、オープニングはこの曲でした。
この時点での最新アルバム「humansystem」の曲。
なんと、CD音源のドラムはレベッカの小田原さんだったのですね!
1999年に鈴木亜美さんがカバーされて大ヒットしたので
彼女の曲だと思っておられる方も多いかも・・・。
会場ではどんなダンスをしていたのかまでは正直見えませんでしたが、
ビデオで見ると、結構激しいダンスをされていたのですね。
そして、ボーカルの宇都宮さん、当時はカッコイイと思ってみてましたが、
改めて見ると、なんてキュートなんでしょう。
小室さんの真っ赤な衣装も素晴らしく、
なぜかボックスステップの木根さんもノリノリ。
そして、驚きは、ギターはこの後同年1988年9月にデビューの
B'zの松本さんです!(CD音源も)
そして、ネット情報によるとM2「Come on Let's Dance」があったようで、
自分も記憶にも確かそうだったような記憶が微かにありますが、
ビデオでは、何もなかったかのようにM4「RESISTANCE」へ。
この曲も「humansystem」の曲で、のちにシングルカットでした。
そして、ビデオではなぜか曲順違いでM3「KISS YOU」ヘ。
この曲、アルバムではスキップしがちな自分ですが、
ライブには映えますね。そうだ、これシングル曲でした。
ライティングやダンスがこんなに凝っていたとはライブ会場では全然わかりませんでした。
宇都宮さんの横でのちのB'zの松本さんが踊りながらギタープレイなんて
貴重映像ですね・・・。
そして、電話をかけるようなSE音と呼出音からの(この部分は自分もはっきり覚えてました)
M7「Telephone Line」。
もう聴いただけでメロディラインが木根さんの曲ですね。
宇都宮さんのボーカル、このようなバラードにも映えますね。
ビデオではこれまた曲順違いでM6「Time Passed Me By(夜の芝生)」。
いやいや、自分的にTMさんの超傑作アルバム「Self Control」収録のバラード。
木根さんのアコギと小室さんのピアノのシンプルな演奏がいいですね。
バックに惑星のようなのが写っているのは、この前に同じアルバムのこれまた名曲
M5「Fool On The Planet(青く揺れる惑星に立って)」が披露されていたからなんでしょう。
満月がかけていくような演出だったようです。
そして、ビデオ未収録のこれまた同じアルバムのM8「Don't Let Me Cry(一千一秒物語)」から、
当時まだ斬新だったサンプリング音で始まる、M9「Children of the New Century」。
アルバム「humansystem」の1曲目だったこの曲、自分大好きでしたが、
ライブでは、なんと宇都宮さんがワンフレーズ歌った後は、
小室さんにフューチャーしたインスオルメンタルとライティング、
「Welcome to the Fanks」とか「Give you a beat」などのサンプリング音が織りなす、
近未来的な「魅せる」ステージは、これまた当時としては斬新な構成。
これは、今から考えれば、この次のミュージカルみたいな演出の
アルバム&ライブの「CAROL」への伏線だったのですね。
にしても、最初の映像の気球が宇宙空間に飛んでいるような映像や、
木根さん、操り人形みたいに登場されて、なんと宙を舞われます!
(これは記憶にないor当時遠すぎて見えてない)
そして、そのままM17「Human System」。
なんと、ライブの最後の曲まで飛んじゃいます^^;
自分の記憶でもこの後映像が流れてアンコールなしで終了、でした。
この曲も同じタイトル(微妙に表記が違います)のアルバムの曲。
当時小室さんがラジオのインタビューか何かで人間関係のようなものを指す
造語だと説明されていたのを覚えてます。
ビデオはこの後エンドロールと共に、
ビデオ未収録曲の宇都宮さんのダンスや、歌唱シーン、
のちのB'zの松本さんのアップ(多分貴重)などが流れ、
最初の気球が漂っている映像、月(?)に降り立った小室さんが
その気球から「T-MUE NEEDS」と言うメッセージを受け取って終了。
(これも、当時自分の席からは見えてません^^;)
ビデオは、おまけのように、M14「You Can Dance」の
お祭りのような映像が流れて、次の1989年のCAROLのツアーの映像が流れて終了。
ライブでは、M10「Get Wild」、M11「Self Control(方舟に曳かれて)」などの
当時の人気曲や、当時の最新曲M16「BEYOND THE TIME~メビウスの宇宙を越えて」も
聴けたようです。特にM16は当時発売になったばかりのCDシングルも買って
聴きまくっていた時だったので、嬉しかった!
ビデオを見ると、こんなに最先端のライティングや音楽を1988年の段階で
されていて、自分が参加して見ていたとは改めて驚きました。


いつかは生のTMを34年+αぶりに拝見したいものです。
・・・とこの記事を書いた数日前には思ってましたが、
その後定価でチケットをお譲りくださる方にめぐり合い、
なんと!34年ぶりのライブ参加が間も無く実現!!!
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