hiro@krathoorm

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小田和正さんのライブに行ってまいりました。
小田さんのライブは2005年の「大好きな君に」以来、17年ぶり。
その17年前のライブが初めての生・小田さんだったわけですが、
その時ですら確か50代の小田さん、
大阪城ホールのアリーナに設置された長ーーーい通路を走り回って、
あの歌声を30曲にも渡って歌い切られてすごい!と思ったものですが、
さすがに70代になられて(調べたら、なんと74歳!!!)
さすがにあの時のような疾走は見れないのでは・・・と思ってましたら、
なんと事前情報では、長そうな通路が設置されてそうなレイアウト・・・。
果たしてどんな小田さんが見れるのでしょうか、と期待を膨らませて会場に向かいました。

(最初の写真は、先日品川駅で見つけた大型広告)

※メモ書きを元にしてますので、間違っている可能性があります。
 ご了承ください。


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この先、開催中のライブに関する記述があります。
知りたくない方はご注意ください
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今回、どうしても観たいと思ったので、ファンクラブ(スマホで1ヶ月だけ・・・すいません)に加入して、
チケットをGETしました。
こんなピクチャーチケット久しぶり。嬉しいですね。



すいません、落書きみたいで(汗)
開演前に走り書きしたものです。
ステージの概要図がこんな感じ。
自分が座った席がやや左寄りだったので、少し左に偏ってます。
中央奥にメインステージ(以降M)があって、そこから花道が伸びて、
左に小さなAステージ、中央にBステージ、右にCステージと
このレポートでは勝手に名付けました。
メインステージの奥に大きなスクリーン、
この図ではうまく表せてませんが、
Bステージの上くらいに中くらいのスクリーン、
そして周囲を囲むように小さなスクリーンが設置されていて、
多くの曲で歌詞が表示されていました。

メモにありますように
18:24 アナウンス
18:32 客電消灯





M0「こんど、君と」(映像)
前回の「ENCORE!ENCORE!」TOURの映像で
「また会おうぜ!」と言っていた小田さん。
家で作曲されているような映像、
菜の花が咲いている映像、街歩き(横浜?)の映像が
このツアーのタイトル曲「こんど、君と」をバックに流れます。

そして小田さんがステージ上へ登場。
花道が小田さんの行く方向へ光ります。

M1「風を待って」 (ステージM→B、以下アルファベットのみ)
ニューアルバムの1曲目でしたね。予習してました。
先の映像から続いて、やっとライブができる時が来た、という感じだったのでしょうか。
歌詞がサブスクリーンに出ているのは、歩き回る小田さんのためのプロンプターのようで、
観客にもしっかりと歌詞を伝えたいということもあるのかな、などと考えながら聴いてました。
小田さん、歌いながらご自身で手拍子をしたり、あちこちに手を振ったり、
サービス精神が素晴らしいですね。

M2「会いに行く」(B→C→M→A→B)
ここで気がついたのですが、スクリーンの歌詞の一部が赤色になってます。
なんだろう・・・。
この曲では「雨の」「雨」「大切な」「想い」が赤字表記でした。
1番を歌い終わったところで「ありがとー」とすでにお言葉が。
会場大きな拍手です。
アリーナとスタンドも多くの場所でスタンディング。
そして小田さん、走ってはおられませんでしたが、
歌いながらステージを歩き回られて、なんだかどの席に座っても満足できるライブだなーと、
その心遣いが素晴らしく思えました。

M3「愛を止めないで」(M→B)
うわ、これは懐かしい。オフコース時代の曲ですね。
自分はリアルタイムでは知らない世代です。
小田さん、エレキギターだったかな。
会場、かなり盛り上がってました。
うたの途中で会場のお姉さんが映って喜んでおられたり、
ストリングスの人たちも一緒に拍手していたりしてました。
リフレインの部分で、主旋律以外の部分を歌われてまして、
おお、そういう表現もありか、と思ったり、
Bステージでギターの方と向かい合って競演するなど面白いシーンも。

MC
どーもありがとう!
ご当地の映像収録で外を歩いていたけど、あんまり暑くてびっくり。
こんな暑い中、みなさん大変な思いをしてくてくれた分、
楽しんでください。
さっきの曲、最後間違えちゃった(自分の心の中:あ、あれ、間違いだったんですか^^;)
それでも、楽しくやっていきたいです。
(ここでメンバー紹介、画面にもみなさんのアップが)

そして、小田さんステージAの方へ行って、アリーナの方がすごく喜んでいるのを見て、
「嬉しいですか???」と返す場面も。

小田さん、
今回のツアーは流石にもう緊張しないかと思っていたら、今回も緊張してます。
(アリーナ、まだキャーキャー状態で)すいません、話聞いてください。(会場苦笑い)
梅雨も明けたので、次はこの曲を、で


M4「夏の日」
この曲はオフコースの曲でも、自分がリアルタイムで知っている曲。
もしかしたら、リアルタイムで知っている曲では一番古いかも。
ここでも、「心を閉じて」の歌詞が2回赤文字で。
小田さん、手拍子にお辞儀など、本当にファン想いですね。

M5「やさしい風が吹いたら」(A→B→C→B)
この曲不勉強でした^^;。
2013年ドラマ「遺留捜査」主題歌だったのですね。
赤字の歌詞、少し見過ごしましたが、
「雨の音が時を・・・」の前のフレーズで一部赤くなってました。
そして、新バージョンで「いつ」の部分が黄色に。

そしていつの間にかBの横にグランドピアノ登場。
(後で見たら、使う時だけ上に上げるようになっていたようですね)

MC
どうしても話が昔話になってしまうんだけど、
昔、器量が追いつかなくて、ヤス(鈴木康博さんのことですよね)と考えて、
CMがテレビで流れているのを見て、これだ、と。
メドレーで流してみたらバカ受けして、受けなかった時とのギャップが。
へへへ(この照れ笑いのような笑みが可愛らしかったです)
CMは当時、作詞・作曲家の先生が書いていたのをやるだけ、
受けても自分達の歌じゃない、疑問に思ってやめたら、売れなくなった。
そんな時代のことを思い出す曲を次に、で。


M6「水曜日の午後」(Bピアノ)
うう、これも知らなかった。
オフコース時代、1973年ということはかなり初期の曲(なんとファーストアルバムの曲)ですね。
というか、スターダストレビューさんがカヴァーされていたとは!(2008年「ALWAYS」)
小田さんのピアノ弾き方りで、歌詞もスクリーンに出ていたので、
すごくいい曲!と思ってしまいました。
1番後の間奏以降からはシンセ音が入ってました。


M7「言葉にできない」(Bピアノ)
この曲は、昔、オフコース時代からの熱烈なファンの方に、
「NEXT」というビデオで解説してもらった曲です。
一緒にずっとバンドをやってきた仲間に感じた感情を、
普遍的な歌詞にしてしまう小田さんが、
自分、素晴らしいと感じたのはこの曲が最初だったかと。
そして、先ほどのMCで「ヤス」さんが出てきたので、
そのエピソードを思い出しながら、
少し歌詞に詰まってしまった小田さんについつい自分も・・・。
この曲はスクリーンに歌詞が出てませんでしたが、
別れ際に「あなたに会えて 本当によかった」と言えることって素晴らしい、
と改めてしみじみ。そしてその歌詞は「ラララ・・・言葉にできない」と続くのが
この歳になってさらに響きました。
そこに色々な感情の含みがあるのがこの曲の醍醐味だと、
やっと体感できたように思えました。

M8「たしかなこと」(C)
この曲は17年前に参加したライブの先行アルバム「そうかな」の収録曲でした。
小田さんの代表曲の一つになってますね。
いやーこの曲も歌詞がズキズキ心に刺さります。
前の「言葉にできない」とセットと考えると感慨深いですね・・・。


M9「キラキラ」(C→M→A→B→C→B→M→退出)
この曲も前回参加のライブで思い出深い曲です。
確か前回参加時はアンコール合わせて2回歌っていただいた記憶。
会場、一気に超盛り上がりです。
そして、この曲いい曲ですね。
ストリングスが入っているのも斬新。
小田さん、ここまでも少し声がでにくそうな部分もありましたが、
それでも、全然ハイトーンの綺麗な歌声を続けておられ、
最後には!ついに!少し小走りまで披露されてました。
そして、M横の階段から舞台を降りられて・・・




<ご当地紀行>
過去のダイジェスト
1997年 奈良 鹿せんべいをあげる小田さん
1998年 戎橋商店街 なんと551蓬莱で肉まん作り体験!に会場大ウケ。
2000年 太陽の塔 すごい人気と言われていた空中観察路(ソラード)、空いている。
2005年 京都 鴨川(?) 子供が警戒して近寄ってくれない、
         知らないおじさんについて行かないようにと言っているというお母さん
2011年 京都 南禅寺 以前外国人の方に「ナンゼンジハドコデスカ」と聞かれたのを今でも覚えているとのこと。
2014年 箕面公園 滝 麦わらハット 雷から大雨に。
      雨も上がってひらかたパーク いやそうな子供、返事してくれない。
      乗り物、乗りたいが高齢者はダメ?
      和歌山城 パンフレット、あれ、中国語!?
2018年 また奈良の鹿 東大寺 こんなでかいか 昔は大仏さんの顔とか見なかった。
      大阪 公会堂 先生小田さんに盛り上がって、生徒はつまらなそう
      京都 ポルタ お父さんがファンという女性にサイン。「お母さんじゃないのか?」
      野球少年に1日の終わりを・・・外国人の方がサインに夢中。
      大阪の方なのに遠慮深い(会場ずっと笑)

2022年 ちょっと遠出 万博公園17年ぶり、
      ここで食べたうどんが美味しかった・・・あ、なくなっている
      ソラード、22年ぶり、どういうことだよ・・・暑くてもソラードやっぱりいい。
      中之島公園 素敵なカフェでお茶。(音楽がうるさい?)
      大阪天満宮でお参り(なんだと!!!うちの近所!)
      最後に泉南ロングパーク
      本日お世話になったキョードー大阪のお二人に拍手!
      コンサート後半、盛り上がっていきましょう!で


M10「so far so good」(M)
ニューアルバムの曲。
自分は見てませんでしたが、
人気のあったNHKのドラマ「正直不動産」の主題歌だったのですね。
サビの「誰かを幸せにできたら、それが一番幸せなこと」って歌詞いいですねー。
うるっときます。
この曲、赤字が非常に多くて「幸せ」「でも」「こ」
・・・うーーん何かのメッセージかと思ってましたが、
もしかしたら、小田さんの備忘録?なんでしょうか???



M11「やさしい雨」(M→B→C)
2011年のアルバム「どーも」収録曲だったのですね。すいません不勉強です^^;
「と」だけが赤字。
曲の後半で、A,B,Cあたりにキラキラの紙吹雪が上から降りてきて、
落ちていくのも、下に溜まってキラキラしているのも大変綺麗でした。
またまた小走りでMへ。
会場、ずっと盛り上がってましたが、次の曲で最高潮に達します。


M12「Yes-No」(M)
オフコース時代の代表曲の一つですね。いい曲ですね。
74歳でもこの曲を歌える小田さんは若い!と思ってしまいました。
すごい会場の盛り上がりに、1番が終わった段階で「ありがとー」とおっしゃってました。
この曲もストリングスが入って曲がさらに魅力的になっていたと感じました。
最後の部分で「君を抱いていいの」の繰り返し部分がCDとは少し違ったような・・・。
そして、まだまだ小田さんお元気に次の曲へ。


M13「ラブ・ストーリーは突然に」
多分自分の世代では一番有名な小田さんの曲。
会場はミラーボールがあちこちにあるようなバブリーな雰囲気でした。
イントロのメロディーとストリングスがされていたのがいい感じ。
会場、言うまでもなくすごい盛り上がりでした。
小田さん、MからA、間奏で「どーもー」といいながらBからCと
花道をあちこち手を振りながら、歌われて、最後にはジャンプまで!
会場が歌っているように聞こえるようなのは、実際に歌っているんではなくて、
そういう音を入れていたのでしょうか。
自分も歌いたいと思いましたが、自粛しました。


M14「明日」(B)
聞き覚えが・・・と思ったら、前回参加のライブの時のアルバム「そうかな」収録曲でした。
お、こんな曲を17年も前に書かれていたのですね。
今の世界情勢を見据えて、自分の考えていることに共感できる部分が多く、
感激してしまいました。
小田さんの選曲の意図も、ここから続く3曲できっとそんなところだと自分は思ってしまいました。
今この曲を生で聴けたのは一生の宝物です。
そして、小田さん、会場多くの方が立っている状態だったので、「座っていいよ」の合図があった様子。


M15「ナカマ」(B)
これは最新アルバムの曲ですね。
抽象的な歌詞は、いろんな意味に取れますね。
いやいや、小田さんの歌声にうっとりしてしまいました。
ここまでもう15曲も歌っていただいていたんですね。
途中「僕らは誰ひとり」から後ろの画面に空の映像とともに歌詞が出てました。

ピアノの前に座ってMC
よく、「言った」「言わない」で昔ケンカになった。
少し前までは「絶対にそんなことを言った覚えはない」と自信があったが、
ここへきて「いや言った」と言われると自信が揺らいできた。
あ、しまった。年をとった話はしないつもりが・・・
(吉田)拓郎が、アルバムを「最後」って言うので、
「小田さんは」と聞かれたらどうしようと思ったが、聞かれない(会場笑)
次の曲は僕のイメージでは音楽人生の中期に書いた曲。
調べたら全然違うかも・・・。


M16「生まれくる子供たちのために」(Bピアノ)
オフコース時代の曲ですが、自分はベストアルバムに入っていたので知っていた曲です。
(というかこれも有名な曲ですよね)
小田さんのピアノにシンセ音を効果的に乗せて、歌声を聴かせるアレンジ。
小田さんからのメッセージをヒシヒシと感じられて、
もう圧倒されてました。
やはり歌詞がスクリーンに出るのはいいなぁ。
そして、「広い空よ僕らは・・・」以降の部分はバンドメンバーとのコーラスがすごくいい感じ。
Bassの間奏ソロもいい感じだった。


M17「今日も、どこかで」(B→A→C→B→M→B)
これも自分が聞いていなかった2011年のアルバム「どーも」から。
小田さんの手拍子に合わせて会場も手拍子。
Cのあたりでマイクなしで「ありがとー」とおっしゃっていたように見えました。

MC
へへーーん。
歌にそのまま突入したかったが、MCって書いてあるので・・。
もう1年たつが、NHKの「みんなのうた」の依頼で曲を書いた。
1年経ったら状況は変わっていると思ったが、未だにこんな状況。
きっといつかいいことが待っていると、次の曲をやります。


M18「こんど、君と」(B)
ツアータイトルの、最新アルバム曲がここで披露されました。
最初の映像が、やはりここ2年の状況を思い出させるものでしたね。
いつか、また、ライブで一緒に歌える日が来ると、自分も信じて、今はもう少し・・・。


M19「君住む街へ」(B→M→C→A→B→C→B→M)
本編最後が、自分にとっては懐かしい1988年のこの曲でした。
いや、すいません、自分高校生の頃に聞いていた時には、
この曲の素晴らしさが全然分かってなかったかも。
そして、自分の高校生の頃の気持ちや、その後のいろんな思い出、
昨年全国を周ったこと、そして今の仕事では自分がいろんな街の人々と関わっていること、
などに思いを巡らせながら聴いていたら、もう感激しすぎてしまいました。
そんな人は多かったようで、隣のお姉さんも・・・。

20:31? 本編終了




20:36 ライトがついて、黒いTシャツを着た小田さん先頭にメンバーの方が登壇。
    Mで一列に整列されてお辞儀。

M20(En1)「またたく星に願いを」(M→B→C→M→A)
小田さんにこんな爽快なリズムの曲があったんですね。
1993年アルバム「MY HOME TOWN」の曲。
会場ほぼ総立ちで、両手を振ったり、楽しい雰囲気でした。
2番が終わったところと、最後で「どーもー」と小田さん。


M21(En2)「YES-YES-YES」(M→B→C→M→A→B→M→ハケる)
続けて、うわ、この曲も懐かしい。
「YES-YES-YES」のところで指を差し出すようなポーズを会場全体で楽しみました。
小田さん、ついに全力疾走です!すごい!いいものを見れました。

20:46 メンバー降壇



20:48 メンバー再登壇

M22(En3)「Hello Hello」(M→C→B→A)
これも自分が聞いていなかった2011年のアルバム「どーも」から。
確か曲の最後の方でメンバー紹介をもう一度。

M23(En4)「やさしい夜」(M→M左→M右→B)
2014年のアルバム「小田日和」の曲とのこと。うう、これも勉強不足^^;
プラネタリウムを思わせるような会場全体のライティングから始まって幻想的。
ライブのラストでこんな素敵な曲とは!と感じました、


M24(En5)「また会える日まで」(B)
そして、最後のこの曲、CD化されていないんですね!
コンサートだけでしか聴けないという曲だそうです。
ステージBにメンバーが全員集合して、右に左にお礼をたくさんの角度でされて、
アカペラでこの曲を。
え、みなあんなぜそんなに歌がうまいんでしょう???
うう、この曲を収録したライブビデオ見つけてしまった・・・。

21:02 終了

画面には、エンドロールとして、今ツアーの会場名や過去のライブツアーの紹介、ご当地の記録などが。
そして最後に「もう少し、この先へ」という文字で締め括られてました。

規制退場・・・のはずが、なんだか半分以上のお客が帰ってしまっていたのは、
少しどうか(先日の同じ城ホールのスタレビはちゃんと(そこそこ)守られていました)と感じたんですが、
会場の様子をカメラが撮影されていて、
「手を振ってー」とカメラマンさんに遠くから撮ってもらえてそうだったのが
面白かったです。



17年ぶりの小田さん、いやいやまだまだ現役、素晴らしい体力と歌声、
そして、アリーナをうまく使ったレイアウトなど、
感激のライブでした。
吉田拓郎さんのラストアルバム、中島みゆきさんもラストツアーなど、
残念なお知らせが続く70年代からのアーティストの方々ですが、
小田さんはまだまだしていただけそう。
自分もまた素晴らしい歌声を聴かせてくださるのを楽しみに待ちたいと思います。
久々に参加して本当によかった、あっという間に2時間半もすぎていたライブでした。
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