hiro@krathoorm

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自分の中でエンタメといえば、まずは音楽です。
ドラマや映画、舞台、ミュージカルも興味があり、機会があれば拝見しますが、
音楽ほど見聞きし慣れていないので、
今回の舞台のレポートも、おそらく他の皆様からみれば「なんだそれ!?」くらいの
恥ずかしいレポートになってしまいます。
(まあ、音楽関係のレポートも感想や感じたことの備忘録の域をこえませんが・・・)
今回も書くかどうか迷いましたが、
でも、やはり後々振り返って「あれってどんなんだったっけ??」と
すっかり忘れてしまうよりはいいかと、
書いてみようかと思いました。
音楽ライブと違って客席も暗く、メモも取れないので、
正確性は全く自信がありません。
なので、本当に印象の記録だけなのですが、
もしご興味がございましたら、お読みくだされば幸いです。

今回、そんな初心者にもかかわらず、ほぼ何も予備知識なく、
昨年末以来そのファンサービスや歌声、いろんな役を魅力的に演じられる
岡田浩暉さんのファンクラブ
(無料なのに、毎週日曜日にご本人からメールが来るなどすごい!)で上演を知り、
あ、ちょうどその時東京にいるのでいいタイミング!と
申し込んだのでした。
岡田さんのTwitterなどで、
元バレー選手の大林素子さんが出演されるんだーへぇー(舞台されていると知らなかった)
前川泰之さんって、昔昼ドラの「ナツコイ」
(まだブレイク前の高畑充希さんが竹内まりやさん作の主題歌歌われていて、
自分はその当時から密かに彼女のファン)に出ていた人だ、
くらいの認識で、堂珍嘉邦さんって変わった名前で、どこかで見たことが・・・と思いながら、
CHEMISTRYの人だと分かったのは、見終わってからでした^^;
てな感じで、あと原作が韓国の映画ということくらいの知識をもとに、
会場へ向かったのでした・・・



会場のサンシャイン劇場。
大昔(30年前くらい?)サンシャインに行ったからわかるでしょう。
と下調べせず、池袋駅から歩いて向かいますが、
「そうだ、結構離れていたんだ・・・」と歩きながら思い出しました^^;
しかも、展示会の会場のような横のエスカレーターを登って、
「ここで本当に合ってるのかな?」と降り立った4階の奥が劇場でした。
ちゃんと下調べが必要ですね^^;



開演45分前に開場ですが、到着した50分前くらいにはすでに結構な行列です。
自分、大きなリュックを背負って(3泊分の荷物・・・)
劇場のホームページで見た、コインロッカー(返却式)に入れようと思ってたのですが、
なんとコロナ対策で使用できないと・・・!しまった。
入り口のクロークで預かってもらえましたが、
こんなことなら池袋駅くらいでロッカーに入れておけば良かったかもです。

開場、着席すると、結構間隔が狭く、大きな荷物は置けませんね。
空調かあまり効いてないのか、会場暑めな感じで、
持ち歩き扇風機や扇子必須かもです^^;
時間に余裕を持って行っていてよかった。
ギリギリだったら開演までに汗ひかなかったかも。


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この先、開催中のライブに関する記述があります。
知りたくない方はご注意ください
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13:00ちょうどに開演。
開演前から白いスクリーンにタイトルが書かれている状態だったのですが、
そこに吹雪のような映像が投射されて客電が落ちます。

最初はチェ刑事と恋人のスヨンさんが登場(だったかな^^;)
1990年の設定(次の場面から推測するにそうだったと)
連続殺人事件が起こるなど物騒なご時世なので、
チェ刑事が家まで恋人のスヨンさんを送り届けるんですが、
警察官と付き合っていることがバレると、お父さん(ウヌ・岡田さん)に猛反対される、
と家の近所で別れます。
が、チェ刑事、その後に帰宅するお父さんと遭遇してしまい、
警察官に家まで送ってもらうなど、余計に危険ではないか。
娘に近づくな(だったかな?)と言われてしまいます。

そして確か、2005年の回想シーン。
時効間近の15年前の「連谷連続殺人事件」の犯人を追う警察署。
最初もそうでしたが、この後も多用されていた
舞台セットにプロジェクションマッピングで映像が投射される面白い表現。
どれが本物の演者さんで、どれが映像の投射なのかわからないくらいで、
驚きました。
(本物の演者さんの影が映らないように、その部分がトンネル(?)になっていて
 うまいなぁ・・・と感じてました)

で、犯人を追跡するチェ刑事(堂珍さん)と
J?(前川さん?かどうかはマスクに隠れてここではわからない)
がシリアスに対面するシーンが映画のようにスクリーンに映し出されます。
うーーん、せっかく舞台なのに、なぜに映画のような映像なんだ???
とこの時は思ったのですが、重要なシーンで、
細かな描写(顔に傷をつける)をわかりやすくする意図があったのでしょうね。

そして2年後の2007年晩冬。
イ・ドゥソク(ユナクさん)という方が、「自分が連続殺人犯だ」と自叙伝を出版。
この出版社のプロデューサー(?)役が大林さんでした。

その自叙伝出版の会見をテレビで知った(だったかな)被害者遺族の会の方達。
時効成立してしまっていて、法律で裁けないなら、自分たちで・・・と
なんとドゥソクさんを拉致してしまいます。
被害者遺族の方達、拉致したのはいいのですが、
ドゥソクさんを殺すのか、どうするのか葛藤します。
(このシーンもよかった。岡田さん始め、血の気の多いドヒョク役の日向野さん、
ボウガンを持つガンスク役の加藤さん(素早い動きとアクションに見惚れました)など、
役柄のカラーがうまく出ていたと感じました)
が、暗視スコープをつけたチェ刑事に暗がりの中で奪還されてしまいます。
(チェ刑事は、犯人はドゥソクさんではないと分かっていたのですね・・・
後でパンフの対談を読んで、ドゥソクが実は冒頭で自殺を図った遺族で、
九死に一生を得たのちに、整形して自叙伝を出版して、犯人をあぶり出す、
というチェ刑事との計画だったと知りました^^;
なるほど、だから警察内でも秘密で暗視スコープなど調達して助け出しに行ったのか。
自分、見ている時には全然その辺りの関係性が理解できてなくて・・・
なんで殺人犯でもないのに自叙伝なんか書いたんだろう?と見終わった後まで疑問でした^^;
もしかしたら舞台の途中で記憶飛んでいたかも、ヒエー。)

で、テレビ局が自叙伝の話題作りに、ドゥソクさん、チェ刑事との討論番組を開催するのですが、
そこに「J」と名乗る男から電話が入ってきます・・・。
(ここまではパンフにあらすじが載っていたので思い出しやすかったです^^;
なるほど、ここでチェ刑事の炙り出し作戦が成功したわけですね・・・)

Jは、スヨンさん殺害時の映像を残していて、それが流れます。
娘の最期の瞬間を見なければならない、
父親のウヌの岡田さんのうなだれて、叫ばずにはいられない演技素晴らしかった。
最後に恋人、チェ刑事の声が聞きたい、との望みに応えて、
Jはスヨンさんの携帯でチェ刑事に電話をかけますが、話をすることなく、
「もしもし」くらいの声を聞けたかどうかで・・・。
(そこで鎌で首を切り裂かれてお亡くなりになったような表現でしたが・・・)

その後、警察署(壁のハングル語の並ぶポスターに、「殺人」と漢字が見えます)で
チェ刑事の執念の捜査が始まります。
確か、犯人が公開したその映像の中に、殺害時の日時がわかる証拠が残っていて(何だっけ^^;)
実は時効がまだ来ていなかった、あと1時間で時効、というところで、
カーチェイス(この場面、実際にバイクやトラックなどが走っているような映像投射と
実際の舞台のコラボが面白かったです)の末に、Jを追い詰めるチェ刑事。
J役の前川さん、え、こんなにアクションとかされるような俳優さんだったのですか!と驚き。
後輩のグァンス(小南さん)に助けられながら(だったかな^^;)、なんとか逮捕できるところまで・・・。
が、そこに遺族会の皆様が登場。
岡田さん演じるウヌは、この時のために、毒を入れた万年筆(だったでしょうか?)を忍ばせ、
Jに突き刺そうとしますが、うまくいかず、
チェ刑事に「そんなことをしてはいけません」と止められてしまいます。
が・・・・なんと、チェ刑事、その万年筆を自らの手でJに突き刺して・・・。


最後のシーンは、刑務所の前。
刑期を終えたチェ刑事を遺族会が出迎えます。
ウヌ役の岡田さん、チェ刑事に感謝を伝え、労いながら、
娘の残した思い出の品(何だったっけ^^;記念の刻印が入っているという説明でした)を手渡します。
岡田さん、美味しいとこどり(!)と感じたいい場面でした。
時が流れて、娘の死を受け入れたわけでは(きっとまだ)ないけれども、
自分の代わりに娘の命を奪ったJを殺害して、刑期を全うしたチェ刑事を
娘の婿だと認めたんですよね・・・。

そして、幕。
最後の最後に、主役級のユナクさんと堂珍さんのお二人が
仲睦まじく戯れ合うように、舞台を惜しみながら退場されていく姿に、
おそらく劇場の大半はこのお二人のどちらかのファンの方なのでしょう、
会場は素晴らしい熱気の大拍手に包まれて閉幕でした。




普段自分の接することのない「舞台」に参加できたのも岡田さんのおかげ。
次回は「アルキメデス」になりそうですが、
楽しめるといいなぁ。
(アルキメデスは数年前の映画も気になっていたので、少しはストーリーもわかるかな)
チェ刑事役の堂珍さん、演技も全然素晴らしくって、
舞台俳優さんとしての顔を作り上げておられたのも驚きでした。
ユナクさん、日本語もお上手なんですね。
たくさんのファンの方がおられるのもわかる気がしました。
前川さんのアクションシーン、かなり練習されたんですよね。
ご本人もさることながら、格闘する相手の方もかなりの技術が必要だ、すごいな、と
感じてしまいました。
俳優さん、みなさん個性的な演技をされていたと思います。

・・・最後まで読んでくださりありがとうございました。
初心者はこんな感じに理解するものだ、くらいに感じていただければ幸いです。
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