hiro@krathoorm

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原田知世さんの40周年記念ライブを前に、
過去に自分が参加したライブの思い出を綴っております。

今回は1997年の「I could be free」のライブ。

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前回のクローバーのライブについて書き綴った際に、
最後に、1996年秋頃にすでに「ロマンス」という曲があるということが、
アナウンスされていたことなどを書きましたが、
その「ロマンス」はシングルとして、1997年1月22日にリリースされました。
発売後、FMラジオ、特に北海道から火がついて、
オリコンシングルチャートでは、発売数週間後に
久々に左側(TOP50)入りを果たすなど、ヒットの兆しは見えてました。
そして、その「ロマンス」を収録したアルバム
「I coud be free」が2月21日に発売になったのですが・・・
その翌週、オリコンを見た自分は本屋で声をあげそうになったのを
今でも覚えてます。

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なんと!初登場10位!!!!
え、2作前の「Egg Shell」は100位圏外、
前作の「クローバー」が80位でTOP100返り咲きでホッとしていたところに、
予想外の高順位に、思わずこのオリコンを何人の知人に見せたかわかりません^^;

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そして、そのチャートの次のページにしっかりと、
「10年ぶり10位」という記事、そして翌週号には、
巻頭の「今週の1番人間登場!」で登場されてました。

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余談ですが・・・
2016年のカバーアルバム「恋愛小説2 〜若葉のころ」が
驚きのオリコン初登場4位(!!)になった際に、
各媒体で「8作目の10位入り」となってまして、
あれ、1作足りない?(自分のカウントでは、9作目)と疑問に思い、
オリコン広報部さんに問い合わせたところ、
驚いたことにメールで丁寧な回答をくださって、
「シュマッツ」は現在の基準ではTOP10入り作品に数えられていないということでした。
写真は、「シュマッツ」の初登場週のオリコンで、
CDでは10位なんですが、ALBUM(LP+CT)では14位でした。
ちなみに、他の7作は・・・熱心なファンの皆さまならご存知ですよね^^;
2017年の35周年記念の初のセルフカヴァーアルバム「音楽と私」は
初登場11位と惜しくも(数百枚差・・・)10位入りならずで、
現在も記録は8作となってます。

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さて、前置きが大変長くなりました。
ライブのお話に。
なんと、(おそらく)知世さんの大阪公演で初めてのSOLD OUT!!!
そんなわけで、前年「クローバー」の時よりも、
会場ははるかに人が多かったのを覚えてます。
前年にあった椅子席もなかったような記憶。
初めて開場と同時に整理番号順に入場、そして1時間ひたすら立って待つ、という
今なら音を上げてしまいそうなのも、ライブが始まったらどこへやら、
素晴らしいライブが待ってました。
(この時は東名阪の他、九州、北海道もあった様子)

セットリストはこれだったかと。

 1 PARADE
 2 君は君のもの
 3 消せない大文字I LOVE YOU
 4 雨音を聴きながら
 5 彼と彼女のソネット
 6 BOTH SIDES NOW
 7 Happier than Marmalade
 8 20世紀の愛のようなはかないあの歌
 9 1 or 8
10 Metro
11 Love
12 Are you happy?
13 Navy Blue
14 裸足のマリア
15 ラクに行こう
16 100LOVE LETTERS
17 ロマンス

(アンコール)
18 戸棚の虹
19 愛のロケット
20 I could be free

「彼と彼女のソネット」を除けば、もはや96年の「クローバー」と、
最新アルバム「I could be free」からがほとんど、という構成。
「Are you happy」での知世さんの歌声がすごく聴かせるボーカルでうっとり。
そして、もはや80年代の知世さんを知らなそうな、
新しいファンの方たちが増えたからか、会場の雰囲気が最高でした。
客席と知世さんが会話しているMC、会場の質問にもにこやかに答える知世さんも印象的。
そして、「ラクに行こう」「100LOVE LETTERS」
の流れで最高潮に盛り上がった会場。
「みなさん、熱くなってきましたか?」の知世さんの声に会場は大声援で応えます。
「お待たせしました。1月に発売したシングル、ロマンスを歌います」....
会場は「待ってました」と言わんばかりの大盛り上がり!
そして、「ロマンス」の「ラーララ、ラ、ラー」のコーラス大合唱...。

知世さんのライブでこんなに会場で歌ったりすることがあろうとは思ってませんでした。

アンコールではポラロイド写真を片手に登場されて写真を撮っておられました。
会場のあちこちで「こっちもとってー」の声があり、
知世さん、それに応えてあちこち撮影されていたのですが、
全部を撮らないうちに「フィルム無くなりました!」と。
会場大爆笑。

最後は「I could be free」で。
おそらく、鈴木慶一さんプロデュースから培ってきたGARDENに
花が咲いたように、誇らしげにも聴こえた歌唱でした、非常に印象的でした。
(まさに次の話題が「Flowers」です)

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そして、この音楽的な快挙は、俳優業にも素晴らしいご活躍につながったようで、
1997年夏の連続TVドラマ「デッサン」に大沢たかおさんと主演、
さらに、そのドラマ出演を機に掲載されたこの雑誌記事が映画監督の合津直江監督の目に留まり、
翌年の映画「落下する夕方」主演が決定します。

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ドラマ「デッサン」の主題歌は、
トーレヨハンソンさんプロデュースの「シンシア」で、7月24日にシングル発売。
それを収録したスウェディッシュポップのミニベスト「Flowers」は、
なんとオリコン初登場5位の快挙となりました。
(写真は「Flowers」発売当時に毎日新聞の別冊で特集された時の記事)

そして、1998年はさらに素晴らしい映画、音楽に出会えた
自分にとって思い出深い年になりました。
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