「Ｅｏｌｉａ ニューロ＆ファジィ 原田知世 ＣＯＮＣＥＲＴ 彩」 1991.6.21 サンケイホール ー原田知世さんのライブ アーカイブス

原田知世さん４０周年記念ライブ（６月開催）を前に、
過去に自分が参加したライブの記録を残しております。

今回は、１９９１年の「彩」（さい）のライブ。
自分にとっては、１９８７年の「Schmatz」以来の参加になりました。
大阪公演は１９８８年のSummer Concert以来３年ぶりの開催。



１９９０年のシングル「Silvy」から、フォーライフレコードに移籍された知世さん。
１９９０年から９１年にかけて３枚のアルバムが発売されてます。
８０年代とは少し違ったアプローチの音楽を模索されていた時代ですね。
（写真上段は初回盤、下段はのちに再発されたQ盤。
　Q版の方がボーナストラックがあってお得感が・・・といいつつ、未開封のまま所有^^;）

自分は当時ファンクラブに入ってなくて（というか、まだ存在していたのを知らずに・・・）、
結構後になってチケットを入手しました。



（写真は当日のチケットと、読売新聞に掲載された新聞記事）
記事にある「時をかける少女」は、記憶では歌われてなかったように・・・
「時をかける少女」はこの頃から歌われない曲となっていて、
１９９７年に日本テレビ「FUN」にご出演された際に
「いい接点が見つからず、歌えない」とおっしゃっていたくらいです。
２００７年の「music & me」のライブで歌われるまで長い間歌われませんでした。

当日のセットリストは、後日ファンの知人から教えてもらいました。

　１　Ｓｈｅｌｌ　Ｐｉｎｋ～眠りの国へ～
　２　Ｂｒｅｅｚｅ
　３　ひとときの永遠
　４　Ｊａｍａｉｓ－Ｖｕ
　５　永遠の約束
　６　カトレアホテルは雨でした
　７　Ｈｏｎｅｙ　Ｍｏｏｎ
　８　ＭＡＲＬＥＮＥ　ＯＮ　ＴＨＥ　ＷＡＬＬ〜マレーネの肖像
　９　ＳＭＡＬＬ　ＢＬＵＥ　ＴＨＩＮＧ
１０　メランコリーの妙薬
１１　早春物語
１２　彼と彼女のソネット
１３　うたかたの輪舞曲
１４　霧雨のステンドグラス
１５　続けて．．．
１６　Ｓｉｌｅｎｃｅ　Ｂｌｕｅ
１７　Ｓｉｌｖｙ
１８　Ｔｅａｒｓ　ｏｆ　Ｊｏｙ

（アンコール）
１９　天国にいちばん近い島
２０　青空の種子

最新アルバム「彩」の収録曲を中心に、フォーライフ移籍後の曲、そして８０年代のアルバム曲など
この時点でもかなりサプライズのある選曲でした。
特に、ライブが行われていなかった１９８５年の初のフルアルバム「Pavane」の
「カトレアホテルは雨でした」、「続けて・・・」（大沢誉志幸さん作曲）、
自分が今でも好きな１９８７年のアルバム「Schmatz」の「霧雨のステンドグラス」が
特に嬉しかったのを覚えてます。
１９８５年の映画主題歌「早春物語」は
このライブ独自のギターと弦楽器を中心にしたアレンジ、
１９８７年のシングル「彼と彼女のソネット」はピアノソロで
ヴォーカルを際立たせた素敵なアレンジでした。



そして、この日いただいたチラシの中に、「映像化決定！」の嬉しいチラシが入ってました。



「幻想のいる場所」というタイトルで映像化された作品。
ライブ映像に少しイメージ映像が追加されていました。
　1　Shell Pink~眠りの国へ~
　2　Breeze
　3　Jamais-Vu
　4　永遠の約束
　5　SMALL BLUE THING
　6　うたかたの輪舞曲(ロンド)
　　　インストゥルメンツ~森の木陰で夢みたら（イメージ映像）
　7　Silvy
　8　Tears of Joy
　9　青空(そら)の種子(たね)


事前情報では、「彼と彼女のソネット」も収録されると聞いていたので、
実際には収録されなかったのが残念でしたが、
それでもこの頃の曲が収録されたビデオはこれだけなので、貴重です。
２０１７年の３５周年記念の初のセルフカバーアルバム「音楽と私」でも、
この時代の曲はカバーされなかった・・・。



そしてこの映像作品は今でもDVDで購入できます。

知世さん、翌年１９９２年からムーンライダースの鈴木慶一さんをプロデューサーに迎え入れられて、
自分が大好きな音楽の時代に突入されて行きます。
そのきっかけが、このライブのスポンサーでもあった
「エオリア　ニューロ＆ファジィ」のCMソング担当が慶一さんだった、ということで、
次につながる素晴らしい巡り合わせが起こった時期のライブでした。

自分の次のライブ参加は１９９５年の「EggShell」のライブになります。
（初めての東京への遠征）