hiro@krathoorm

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6月にデビュー40周年記念ライブを予定している原田知世さん。
自分のファン歴も39年(!)になりますが、
これを機に、これまで自分が参加した知世さんのライブの思い出を残しておきたいと考えました。
単なる懐古感想文(!?)になってしまいそうな可能性大ですが、
ご興味を持っていただける方が少しでもおられれば嬉しいです。


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最初は、原田知世さんの初めての大規模な全国ツアー
「MUSCAT LIPS TOUR」
1986年7月30日 京都会館第一ホール(現:ロームシアター京都)
自分がポップスのコンサートに初めて参加した思い出深いライブです。

1枚目の写真は、コンサートパンフと現在入手可能なこのライブのDVD、
2枚目の写真は当日のチケットと読売新聞に掲載された記事。
チケットを切り抜いてしまってますが、
そこの部分にツアータイトル「MUSCAT LIPS TOUR」のロゴが入ってました。
当日の曲順に合わせたカセットテープのタイトルに貼り付けました^^;
(今から考えればなんて勿体無いことを・・・)
S席3,000円、何てお財布に優しい・・・。

そして、34列ということは、かなりステージから遠そう、見えるかな??
と思って会場に向かって、実は前から3列目だったというサプライズが。
そう、旧京都会館は後ろから1列目、2列目・・・という珍しい配置だったのです。


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1986年の知世さんは、
3月に卒業をされて、音楽活動にほぼ全勢力を注がれた1年。
「時をかける少女」(1983)「愛情物語」「天国にいちばん近い島」(1984)
「早春物語」(1985)と続いた主演映画がこの年にはありませんでした。

音楽関係のリリースは、
3月5日にシングル「どうしてますか」、
6月21日にシングル「雨のプラネタリウム」、
6月28日にアルバム「NEXT DOOR」を発売。
1985年までは、映画主題歌を直立不動で歌うという印象の知世さんでしたが、
当時、先日ライブにも参加させていただいた吉川晃司さんなどを手掛けられていた
後藤次利さんをプロデューサーに迎え入れて、
それまでのイメージとはガラリと変わったロック調の曲を数多く歌われてました。
吉川晃司さんからも、上記アルバムに「葡萄畑の走り方」という楽曲を提供してもらってます。
夜のヒットスタジオでお二人が横に並んで、
吉川先生(と呼ばれてました)が作ったデモテープと知世さんのこの曲を聴き比べて、
司会の古舘伊知郎さんが「全く違う曲ですね」と驚かれていた印象が。
そんな時代のこのライブでした。
(上記記事は明星か平凡(どちらだったっけ???)に掲載されたライブ記事)

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その時のセットリストは、
この「TOMOYO HARADA FIRST CONCERT TOUR」という写真集に残されてます。

 1 雨のプラネタリウム
 2 バックギャモンは負けない
 3 月のリグレット
 4 落書きだらけの青春時代
 5 僕たちのジングル・ベル
 6 麝香猫のサンバ
 7 イニシャルを探して
 8 地下鉄のザジ
 9 時をかける少女
10 愛情物語
11 早春物語
12 CURTAIN CALL
13 天国にいちばん近い島
14 空に抱かれながら
15 葡萄畑の走り方
16 アップルティは早いけど
17 異国の娼婦
18 赤いパンプス

(アンコール1)
19 右手で抱いて
20 もう妖精じゃない

(アンコール2)
21 時をかける少女
22 雨のプラネタリウム

1986年9月9日 中野サンプラザ公演(追加公演?)でのセットリスト。

「麝香猫のサンバ」「空に抱かれながら」は、
9月21日発売のシングル曲で、自分が行った京都公演ではなかったです。
確か、当時雑誌「ザ・テレビジョン」に連載されていたツアー日誌で、
8月31日の読売ランドEASTから追加されたと書かれてあった記憶です。
(追記:写真集の最後にその時の日誌と思われるものが載ってまして、
 正確には、EASTから「構成を変えた」との表記でした。)
その代わりに、ライブビデオにも収録されている「どうしてますか」が、
おそらく16曲目と17曲目の間に歌われてました。

田舎育ちの自分には、芸能人の方を生で拝見したのなんてこの時が初めて。
まさかこの10年後くらいに、知世さんとお話しして、
目の前でサインを書いてもらう機会に遭遇するなど、
夢にも思ってなかった時代です。

幕が上がって、中央に真っ白な衣装を着て立たれていた知世さんの姿と、
1曲目から激しい「雨のプラネタリウム」だったのは一生忘れないと思います。
確か中盤の「時かけ」「愛情」あたりは
階段のようなところに腰掛けながら歌われていたようにも。
シングル「雨プラ」のカップリングの「赤いパンプス」が本編最後でしたが、
この曲はかなり好きな曲だったので歌ってくれて嬉しかったな。
そして、アンコールでもう一度歌ってただいた「雨プラ」は、
1曲目よりもさらに激しい動きで、驚いたのを覚えています。

今でも、京都の蹴上のあたりに行くと、
当時地上を走っていた京阪電車(今は地下鉄になってしまいました)の
蹴上駅のあった道路を見て、そう、あそこから歩いて会場に行ったんだなーと
懐かしく思い出します。

そして、この31年後(!)の2017年9月、
リニューアルした「ロームシアター京都」で開催された知世さんのライブにも参加しました。
(参考記事)
原田知世さん 35周年アニヴァーサリー・ツアー ”音楽と私” in京都
(2017年9月2日の記事)

 
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このツアー、なんと雑誌フライデーでも取り上げられてました。

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そして、自分が購入した初めてのライブビデオもこの作品。
後でLD、DVDと追加購入いたしました^^;

ライブビデオはライブと若干曲順が違っていて、
1 雨のプラネタリウム
2 バックギャモンは負けない
3 落書きだらけの青春時代
4 葡萄畑の走り方
5 アップルティーには早いけど
6 どうしてますか
7 異国の娼婦
8 赤いパンプス
9 雨のプラネタリウム(アンコール)
10 右手で抱いて
になってます。
ライブの中盤がごそっと抜けてますね^^;

ビデオは自分が観に行った2回後の、8月2日の名古屋市民会館で収録。
(収録用にこの日はそもそもライブ自体の曲順を変えたのかも・・・です)

何がすごいかって、このビデオに収録されている10曲、
1991年以降のライブで30年以上「全く」歌われてない曲ばかりです。
ほとんど、ではありません。1曲も、1回も、です^^;

2017年の35周年記念アルバム「音楽と私」の
初回限定盤ボーナストラックで、
現在の音楽プロデューサー、伊藤ゴローさんによるリアレンジの
「雨のプラネタリウム」が収録されて、それはそれは驚いたのですが、
その後のライブでも歌われることはなく、
そういう意味での「ボーナストラック」なんですね・・・と
諦めているのは自分含め結構たくさんおられるかな。
まあ、そういう潔さ(?)も知世さんの魅力だというのは重々承知しているのですが、
先日の吉川晃司さんのライブのように、
初期のアルバム曲を中心にしたプレミアムライブ、なんてのを拝見してしまうと、
ああ、そういうのも・・・と欲張ってしまいます^^;

小さい頃からクラシックバレエをされていて、
1984年の主演第二作、角川春樹監督の映画「愛情物語」では
ダンスシーンにも挑戦されていた知世さんが、
ステージ狭しと踊って走り回る姿はこの頃だけなので、
貴重なライブビデオです。
自分にも懐かしい思い出の一ページですね。

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ツアー日程はこちら。
最後に9月6日中野サンプラザが追加になったようです。

ちなみに、自分が参加したのはこのツアーが最初ですが、
これ以前の知世さんのライブ、ということでは、



1983年夏に開催されたミュージカル「あしながおじさん」(写真はパンフレット)
この舞台のダイジェスト版は、当時発売された
「原田知世ストーリー」というビデオに収録されていました。
そのビデオの一部は、2004年に発売になった
DVD「愛情物語」初回限定生産エディションに収録されています。
(注:残念ながら(おそらく権利関係)、あしながおじさんのシーンはDVDではバッサリカット。)

公式ページには、次に「バースディコンサート」1983.11.28とのクレジットもありますね。
(今回初めて知りました^^;)

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1984年に開催された「愛情物語 プロローグ」コンサート。
(写真は、当時雑誌(なんだったか・・・)に掲載された記事。右上にツアー日程あり。)
映画「愛情物語」の公開前に行われたコンサートで、
映画の中のダンスシーンを再現したりしたコーナーもあった様子。
この様子(一部)は、初日のご出身地長崎でのライブで、
「愛情物語」「CURTAIN CALL」を歌唱されるシーンなどが
「原田知世16歳のグラフィティ」というビデオに収録されていました。
これまた一部がDVD「愛情物語」初回限定生産エディションに収録されています。
(注:これも、そのライブのシーンはカットされてます)

次に自分が参加したのは、1987年Schmatzツアーでした。
次回はこちらで・・・
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