hiro@krathoorm

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懐かしい1989年のマイベストアルバム、第5位は崎谷健次郎さんの「KISS OF LIFE」。

崎谷健次郎さん、ご存知でしょうか。
おそらく一番有名な彼の作品は、
斉藤由貴さんの「夢の中へ」(井上陽水さんのカバー)
の編曲ではないかと。
(何と、この曲のバックコーラスがBaBeさんだったというのが驚き!)
僕が崎谷さんの曲を初めて聞いたのは、
1987年春にテレビ「夜のヒットスタジオ」に
デビュー曲「思いがけないSITUATION」で出演された時。
(この曲は国生さゆりさん主演映画「いとしのエリー」主題歌)
聞きやすくて切ないメロディーラインに心を奪われて、
崎谷さんを聴き始めました。

この「KISS OF LIFE」は3枚目のオリジナルアルバムで、
斉藤由貴さんの「夢の中へ」とまさに同日発売の作品。
前年に崎谷さんがニューヨークで刺激を受けたという
ハウスミュージックを取り入れて、前2作よりもよりGroovyなサウンドもあって
しかも、「風を抱きしめて」などのバラードも聴かせる、
幅の広さが当時の僕には新鮮に聞こえました。
この前年の2枚目のアルバム「Realism」も
「もう一度夜を止めて」など名曲揃いですが・・・。
オススメを一曲選ぶとすれば、やはり最後にヴァージョン違いまで収録されている、
3曲目の「I Wanna Dance」ですね。
今聴いても体が動き出します!

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さらにこのアルバムと同日発売で、全曲崎谷さんプロデュースの
斉藤由貴さんの「age(アージュ)」も名盤です。
なんと「夢の中へ」を収録してないこだわりぶり。
僕は3曲目の谷山浩子さんが作詞した「ガラスの天球儀」が大好きです!
(が、マイベスト10には選べず・・・この年、好きなアルバム多すぎます!)

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私の長年のファンの原田知世さんにも、崎谷さんは2曲提供されてます。
そのうちの1曲は、翌年1990年、
彼女のフォーライフレコード移籍第一弾シングルの
「Silvy」のカップリング「夢迷賦」(作詞は知世さん)。
メロディーラインが中国風なのにインスピレーションされたのか、
知世さんの作詞は散文詩的なものでよかったのですが・・・。
崎谷さんが1991年にセルフカバーした時は、
斉藤由貴さんが作詞提供した「意味」という曲になってしまってました。
(しかも、この「意味」の歌詞が素晴らしい・・・)
知世さんの「夢迷賦」は、その後、
1992年鈴木慶一さんプロデュースの
彼女の大きな転機になったアルバム「GARDEN」に、
素晴らしいリ・アレンジで収録されました。



崎谷さん関連で色々語ってしまいましたが、
崎谷さん自身はいまだに熱心なファンの方も多いようで、
音楽塾の主催など息の長い活動をされておられるようです。
(そういえばストーカー事件で昨年少し話題になりましたね)


KISS OF LIFE /崎谷健次郎 (1989.4.21発売)
1 千の扉
2 JewelryよりMemory
3 I Wanna Dance
4 毒のように甘く
5 Till The End Of Time (Remix)
6 Black Star
7 SATELLITE OF LOVE
8 Close To Me
9 風を抱きしめて (Remix)
10 KISS OF LIFE
11 I Wanna Dance (Step Step Let's Dance Mix)
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