hiro@krathoorm

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懐かしい1989年のマイベストアルバム、第8位は種ともこさんの「O・HA・YO」です。

種ともこさんの4枚目のオリジナルアルバムになるこの作品、
初めての種さん自身のプロデュース作品で、
今から振り返ってみると、
それまでの3枚とは若干色合いの変わった、
この後続く「うれしいひとこと」「音楽」の前の
種さんのセールス的な全盛期の最初のアルバム的な位置づけです。

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僕が種さんを初めて知ったのは、テレビでやっていたアニメ
「十五少年漂流記」のエンディングテーマ「瞳の中の少年」でした。
この曲が収録された3枚目のアルバム「Che-Che Bye-Bye」も大好きでしたが、
この「O・HA・YO」は「ゲンキ力(りょく)爆弾」など
ファーストアルバム「いっしょに、ねっ。」の
鋭い個性を残しながらも、より聴きやすくしたアルバムで
そのバランスが非常にいいなぁと思います。
(ファーストアルバムのジャケットは衝撃的ですよね・・・)

「O・HA・YO」は朝の日差しが差し込む部屋をイメージできるような、
「The Morning Dew」から始まって、バラエティ豊かな曲を挟み、
「KI・REI」の文字通り綺麗なメロディ旋律の曲で終わります。
コミカルな「時間延長のシンデレラ」や「戦争気分でピクニック」もいいのですが、
「光合成アフリカ」などの旋律の綺麗な曲も良くて、
また、激しいロック系の「Had Enough」もいいなぁ・・と
どれも思い出が詰まってます。
どれか一曲オススメ、となれば5曲目の「Triangle On The Pavement」ですね。
綺麗な旋律に乗せて、三角関係の心模様を直接的に描いてます。

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種ともこさんは、この後も良質なアルバムをたくさん出されていて、
ソニー時代最後の作品となった「Locked in Heaven」(1997年)収録の「花」
インディーズ時代の「in」(2003年)収録の「守ってあげられないこと」
「カナリヤ」(2005年)収録の「伝説」
など、好きな曲がたくさんあります。
インディーズ時代の作品はAmazon Music Unlimitedで聴けますが、
ソニー時代のオリジナルアルバムは今現在配信されておらず、
代表曲を網羅した「GOLDEN BEST」で聴けます。
この「GOLDEN BEST」は種ともこさん自身のセレクトということで、
結構納得の選曲でオススメです。
2017年を最後にアルバム制作等の知らせが聞こえませんが、
是非今後も活動してほしいアーティストの一人ですね。


O・HA・YO /種ともこ (1989.3.1)
1 The Morning Dew
2 オ・ハ・ヨ
3 ゲンキ力爆弾
4 時間延長のシンデレラ
5 Triangle On The Pavement
6 Had Enough
7 INITIALISE
8 光合成・アフリカ
9 謹賀新年
10 戦争気分でPicnic
11 KI・REI
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