【ネタバレあり】中島みゆき 2020 ラストツアー 「結果オーライ」 at 本多の森ホール

中島みゆきさんの最新ライブ「結果オーライ」
金沢公演に行ってきました。
今回で全国を回るツアーは最後という意味の「ラストツアー」。
大阪公演は2月と5月に計6公演あるものの、
2,700席しかないフェスティバルホール、
ファンクラブ先行で当たりませんでした(涙)
で、気を取り直して、地方公演のイベンターさんの先行(あまり知られていなかった)に
応募すると、なんと金沢2days両方当選!
ということになってしまい、本人確認が必要なので、人にお譲りもできず、
最後だからと2日連続で見ることになりました。
初日は先週の新宿(ここも1,800人定員と超入手困難)で、
セットリストを絶対見ないようにして臨みましたが・・・。
いやいやいやいやいやいやいやいや・・・・
みゆきさん!さすがです!
もう1曲目から歌詞がグサグサ刺さってきて、
震えが止まらない!!!
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この先、開催中のライブに関する記述があります。
見たくない方はご注意ください。
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本多の森ホールは、兼六園の奥にある、
昔の石川厚生年金会館。
少しアクセスが大変ですが、いい運動、と
ホテルから30分くらい歩いて行きました。
地球(?)を表現したような半球体の一部が欠落していて、
そこに舞台があり、そこでみゆきさんが歌う、
シンプルだけどセンスのいいセット。
聞こえてきた一曲目のイントロはM1「一期一会」。
世界ウルルン滞在記のテーマソングだったこの曲、
ラストツアーの1曲目として選んだ意図や、
「忘れないで 私のことより あなたの笑顔を忘れないで」
の歌詞に、一曲目から感動Maxです。
次は、最初の全国ツアーで1曲目に歌った曲、という紹介で
M2「アザミ嬢のララバイ」。
シングルアレンジに近いアレンジで、懐かしい。
この曲、最近では2007年のツアー(のちに「歌旅」としてDVDで発売)で
「ララバイSINGER」とミックスして披露されたのですが、
シングルアレンジは久々で、リアルタイムで聞いていた方は時に嬉しかったのでは。
そして、これまたシングルアレンジのM3「悪女」へ。
この曲は2005年のツアーでメドレーに入ってましたが、
これまた久々のシングルバージョンで懐かしい。
そして時代は90年代へ。
M4「浅い眠り」。
最近では2015年のスペシャルライブ「一会」で歌われたので、
レア感はないですが、みゆきさんの歌声も素晴らしく、
有名曲続きにこの時点でびっくり。
次も有名曲M5「糸」。
この曲をテーマにした映画も公開されるようですし、
まあ、この曲を聞きたくて来た方も多いと思うので順当な選曲でしょう。
「糸」のアウトロに被ってきた次の曲のイントロでやられました。
M6「ローリング」。
1993年の「時代〜Time Goes Around」のリメイク版の
サックスのイントロが印象的な曲。
2005年のツアーでこれまた突然にイントロが流れた時の
衝撃を思い出しました。まさかこれがもう一度聴けるとは!
「寂しさを 人に言うな 軽く軽く 傷ついてゆけ」
僕の人生のバイブル的名言の一つです。
次はみゆきさんのツアー恒例のお便りコーナー。
順番は忘れましたが、金沢の名物「ビーバー」の紹介があり、
帰り道のコンビニで買って帰りました!
お便りコーナーの途中でM7「流星」。
まあ、ツアーだから仕方ないけど・・・頻出曲です。
お便りコーナーの後はM8「最後の女神」
NEWS23のテーマソングだったこの曲は、
2005年のツアーの1曲目、
前回の全国ツアー「縁会2012−13」でも歌われたので、
レア感はありませんが、ラストツアーの一曲として選曲されたのは
感慨深いですね。
そして第一幕最後は、今月発売のニューアルバム「CONTRALTO」から
M9「齢寿(よわいことぶき)天(そら)任せ」。
ここまでみゆきさんの声の調子すごく良さげで、
新曲とは思えない完成度の高さでした。
歌詞の「何時までと 区切りましょう 突然で驚かぬように」
が選曲理由でしょうか。
なんと、ニューアルバムから歌われたシングル以外の純粋な新曲はこれだけ!

20分の休憩を挟んで第二幕。
倉本聡さん脚本の「やすらぎの刻〜道」主題歌M10「離郷の歌」。
これもいい感じに低音が効いているみゆきさんの歌声にうっとり。
そして突然時は遡って、80年代からM11「この世に二人だけ」。
この曲もライブではよく歌われている曲ですが、
みゆきさんの声のコンディションがよく、聴き入ってしまいました。
そしてM12「ナイトキャップ・スペシャル」。
これ、2005年のツアーで歌われた女同士の友情を描いた曲ですが、
僕のすごく好きな曲なので、嬉しかった!
そして、場面は赤を基調とした照明に変わってシリアスなM13「宙船」。
TOKIOに提供したので、知っている方も多い曲でしょうが、
2007年のツアーの再現、ともいうべきコーラスの宮下さんとの掛け合いが
懐かしかったです!
前の仕事でカラオケに行った時に僕が定番で歌っていたのを思い出しました。
次の曲のイントロで、思わず「ウォー」と声が出てしまいました。
M14「あたいの夏休み」。
この曲、僕はライブで聴くのが初めて。
おそらくライブで歌われるのは30年以上ぶりだと思われます。
今のみゆきさんの声で激しいロックに。
いやー痺れました!
舞台上で早着替えもこの曲で披露。
そして、紅白(あれは生放送だったのよ!衣装の早替えは、シャローット嬢の目線の動きで確かめて!)の
裏話の後に披露されたM16「麦の歌」。
いやー紅白の時と同じ「未来の故郷からーーーーーーーーーーーーー」の
音程を変えながら長く伸ばす部分がもう一度生で聴けるとは!!!
しかし・・・MCで触れられていた、パンフレットには載ってますが、
訂正の紙が入っていて、
事情により変更になったという幻のM15「旅人のうた」は是非聴きたかった・・・。
(まあ、2015年「一会」で歌われたので、仕方ないか)
そして、これまた懐かしいイントロM17「永遠の嘘をついてくれ」。
吉田拓郎さんに提供したこの曲は、
最近体調がよくないことが多いと伝え聞く吉田拓郎さんへの応援的な意味合いもあったのかな。
「傷ついた獣たちは最後の力で牙を剝く・・・」の部分がなかったのは少し残念でしたが。
「永遠の嘘をついてくれ 今はまだ二人とも旅の途中だと」が
このライブも終わりに近づいているような暗示で切なく聴こえました。
そして、2017-18に開催された「夜会工場vol.2」で「次のライブでは歌います」と公約のあった、
M18「慕情」。
これも、倉本聡さんの「やすらぎの郷」の主題歌ですが、
今回、ラストツアーとして聴くと「もう一度初めからもしもあなたと歩き出せるなら」が
深いなぁ。と感激してしまいました。
そして、その感動は、次の曲のイントロで最高潮に。
M19「誕生」。
最後のツアーの最後の曲がこれとは。
「Remember生まれたことを 出会ったことを 一緒に生きてたこと そして覚えていること」
いや、もうこれほど感動したことは久しぶり。
2007年のツアーでも歌われましたが、
アレンジも、みゆきさんの歌声もその時以上でした。
そしてみゆきさんが舞台から去った後に、
誰もいないマイクスタンドに当たるピンライト。
素晴らしい演出でした。

アンコール一曲目は、En1「人生の素人」。
これも「やすらぎの刻」主題歌ですが、アンコールで「みな人生は素人につき」とは
ニクい選曲です。
ノリの良い曲に、立ち上がる人や、手拍子も。
そしてEn2「土用波」。
この曲は結構ライブでも歌われている曲ですが、
アンコールには良い感じのノリのいい曲。
「愛の重さを疑いながら 愛に全てをさらわれてゆく」
この辺りにみゆきさんのメッセージがあったのでしょうか。
そして、大ラス、みゆきさんの選曲、素晴らしい。
En3「はじめまして」。
そうです、これで終わりではないのです。
「夜会」もツアーではない「コンサート」も、
まだまだやりますよ!という意志が感じられて、
また、「シカタナイ シカタナイ そんな言葉を 覚えるために生まれてきたの?」
という問いかけもグサっときたりで。
初めてみゆきさんのライブにきた人も、
何度も来ている人にも驚きや感動がある、
素晴らしいセットリストと、
みゆきさんの歌声、
そしてこれまた素晴らしい演奏をしてくれたミュージシャンの方々や
様々な立場のスタッフの方へ
大きな感謝を込めて、拍手をしてきました。
大阪公演は、2月と5月にありますが、
すでに入手困難です・・・が、
当日券は頑張れば意外と手に入ることもあるようなので、
ご興味がある方は、最後の望みをかけて・・・!
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