hiro@krathoorm

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中島みゆきさんの夜会最新作
「リトル・トーキョー」
を拝見してきました。

久々の新作夜会、
今回は敢えてパンフレットも事前に見ず、
感じるままに楽しもうと思って臨みました。
・・・いやいや、みゆきさん、
今回は特に予備知識なくても十分に楽しめて、
メッセージも伝わる、なかなかの力作!

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この先、開催中のライブの内容に触れますので、
知りたくない方はご注意ください。
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「リトル・トーキョー」とは、
例えば日本にも中華街やブラジルの方の集落があるように、
世界各国にある、日本人が集まる場所を指すそうです。
今回の夜会の舞台は、どうやら高くそびえる山を見渡せる
少し伝統のあるホテルのような、バーのような場所。
そしてそこに「リトル・トーキョー」という舞台の中の舞台がありました。


みゆきさんはそこの女主人のよう。
第一幕は、リトル・トーキョーに関わる人たちの
これまでの人生などが、歌に乗って明らかになっていきます。
びっくりしたのは、舞台上の舞台「リトル・トーキョー」では、
過去のみゆきさんの作品が歌われているということです。
夜会は7作目からほぼ全曲その回のストーリーに沿った新曲で構成されていたので、
旧作が夜会で歌われるのはかなり久しぶりのことです。
しかも、過去に一度もライブで歌われたことのない、
「思い出だけではつらすぎる」(2003年に柴咲コウさんに提供した、ドラマ「Dr.コトー診療所」の挿入歌)
なんてラインナップが嬉しすぎる!

今回、共演者の一人に初めて渡辺真知子さんが登場。
みゆきさんのお姉さん役で、たくさんの歌を披露されますが、
安定した歌声で、これまたいいですね。


そして、第一幕はこれまた2001年の「LOVERS ONLY」という
楽しそうな演奏だけど、内容は非常に寂しい名曲に乗って
クリスマスの飾り付けの準備をしている時に
とあることで、みゆきさん自身が雪崩に巻き込まれて
懸命の捜索も虚しく、5日が経過してしまい・・・

が、第二幕ではなんとみゆきさん、
幽霊(?)になって復活します!
第二幕では、夜会のテーマ曲「二隻の舟」(正確には「隻」が違います)が、
オールキャストに近い形で、
これまた久々にサビを含む比較的長い時間披露されて感激。
そして、物語は終盤へ。
最後の曲「放生(ほうじょう)」でみゆきさんが素晴らしい熱唱をされていた
「旅立ちなさい 悲しみを超えて 行くべき世界へ」
というメッセージが気持ちよく心に残りました。

あとでパンフレットを確認すると、
登場人物の背景などが詳しく解説されていて、
まだまだあの場面はなんだったのか、など
色々考えたりできそうですが、
今回の夜会、細かいあらすじを追わなくても、
楽しめる作品になっていたのではないかと思います。

物語の中で、クリスマスを一緒に楽しむはずだったのに、
突然この世からいなくなってしまった主人公。
我々の誰もが、いつ大切な人と突然のお別れをする時がやってくるかもしれない。
悲しいのは当然ですが、それを超えて新たな時を刻む旅に出る・・・
きっとそれを大切な人も応援してくれているのではないか、
という前向きなメッセージを感じ取って、
また貴重な舞台を観れた幸せに浸れた夜でした。

そして、後からふと舞台を思い出すと、
タイトル曲「リトル・トーキョー」は何度も繰り返し歌われて、
クライマックス前にはなんとミラーボールまで出してきて派手に披露されましたが、
パンフレットにも歌詞や譜面が掲載されているように、
どうも、みゆきさんはここにも秘密を隠してそうだと気付きました。
・・・ウーーんさすが。
「帰れない国の代わりに、作り出す夢の国」だそうです。
そうか、だから過去の曲も夢のように聞けたのでしょうか・・・

東京のみの公演ですが、当日券も毎公演出ているそうなので、
ご興味あれば是非。

中島みゆき 夜会vol.20 「リトル・トーキョー」公式ページ

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